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TOP教育マルチメディア「検定」活用 記事 
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 子どものモチベーションアップや学力定着の目安にするなど、各種「検定」の学校活用や導入が広がっている。英語や国語、漢字、言語能力や理科、数学など「基礎学力定着」の目安として様々な検定を活用し、学校教育や授業、選択授業、家庭学習などの目安として子どもたちの意欲向上を図ることも可能だ。
高校や大学等入試優遇が受けられる検定、自己アピールとして威力を発揮する検定、小学生から大人まで受検できるものもあり、その目的と活用が拡がっている。

【日本漢字能力検定】
(財)日本漢字能力検定協会

「漢字」の学習目標として定着

 年々志願者が増え、平成20年度には年間280万人もの志願者数となった、通称「漢検」。国語の基礎学力だけでなく、学習意欲に対する評価材料としても着目され、「漢字」の定着と普及に役立っている。

 入学試験で「漢検」取得者を評価する大学・短期大学も増加。理系の学部で評価対象に採用する学校もある。国公立大学では九州大学や埼玉大学、私立大学では慶應義塾大学や早稲田大学、同志社大学、立命館大学など、全国の大学・短期大学のうち490校1079学部・学科が2009年度入試の際に「漢検」取得を人物評価、能力評価の基準のひとつとした。高校入試の際に漢検取得者を評価する学校も増えている。1級〜10級。中学校卒業程度は3級。

【次回予定】6月21日(受付期間5月20日まで)
【連絡先】TEL075・352・8300(本部)

【2009年4月4日号】

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