高知県版ネットディ
47小学校で配線工事
ボランティア800人が協力
高速大容量の情報通信ネットワーク「高知県情報スーパーハイウェイ」を全県的に構築している高知県では、11月1日高知県版のネットデイである「ドリームネットデイ」を実施。約800人のボランティアの協力により、県内18市町村にある47の小規模小学校がインターネットに接続できる環境を整備した。
高知県のインターネット接続率は既に小、中、高合わせて75%を超えているが、県内には山間にある小人数の学校が多い。今回は過疎地にある学校ほどネットを通じたコミュニケーションの意味があるとして、小規模校の接続を重視した。休み時間にも自由に使える環境を意図した。
協力するボランティア800人のうち約400人は高知工科大学の学生、200人はNTTグループ企業のボランティア、200人は一般の人。また、3年前ぐらいの中古パソコンをNTT−TE四国が317台を寄付。ソフトウェアとしてマイクロソフトが「Windows98」「フロントページ98」「パブリッシャー」を提供した。
当日は学校での配線模様をテレビ会議システムのフェニックスとインターネットで中継、高知工科大学の清水助教授の挨拶などにはじまり知事のメッセージ、メール交換で締めくくった。
これは高知県の情報化計画「KOCHI2001PLAN」の中間成果発表として行われた「ネットワークビジョン98秋」の一環。総合防災情報システムの展示やシンポジウム、ホームページ作成体験も行われた。
(教育家庭新聞98年11月7日号)