ノエル氏の日本冒険旅行
全国の高校などを訪問
クラシックカーの冒険家であるオーストラリア人のノエル・マッキントッシュ氏が、1933年型のロールスロイスで北海道から九州までの日本冒険旅行に出発した。
ノエル氏は日本国内で400校以上の大学や高校で採用されているタイプ練習ソフト「TYPE QUICK」を開発したオーストラリアTYPEQUICK社の社長で、今回のツアーの目的も「日本の町や村の学校を訪問し、最新のテクノロジーで生活スタイルが大きく変わる中、古くても価値のあるものや、古い生活週間も大事にしていくすばらしさを伝えること」にあるという。
この「キワラの日本冒険ツアー」(キワラ=TYPEQUICK社のマスコットの名前)は、9月25日に東京を出発後、本州の東側を北上し、札幌に。そこから今度は南下し京都を経て九州に向かい、四国を経由して、10月16日に最終目的地である大阪に戻ってくる。この間、8か所の大学、高校、専門学校などを訪問する。ツアーには妻のドナさん、娘のウェンディさん、そして日本の仲間たちが同行する予定だ。
25日に東京タワー正面玄関前で行われた出発式では、日本教育ソフト協議会の深山照理事長らも応援に駆け付け、花束の贈呈が行われ、多くの人が見守る中でスタートした。
またクラシックカーの中にはインターネットに接続できるノートパソコンが搭載されており、ツアーの期間中の日記やデジタル写真が日本データパシフィックのウェブサイトに掲載され、毎日更新されていくことになる。
(教育家庭新聞98年10月3日号)