新たにソフト部門を追加
98優秀映像教材選奨
文部大臣賞にソフト3作品
日本視聴覚教育協会主催の「1998年優秀映像教材選奨入賞作品」が決定した。今年は、教育映画55本(14社)、教育ビデオ148本(37社)、そして今年度から新たに設けられたコンピュータソフト(CD−ROM)25本(17社)が参加し、審査。このうち、「映画の部」で26作品、「ビデオの部(スライド含む)」で32作品、「コンピュータソフトウェアの部」で11作品が入賞した。
また、最優秀作品に送られる文部大臣賞は、映画、ビデオの部が各6作品、コンピュータソフトの部が3作品受賞した。
ソフトの部で文部大臣賞を受賞したのはいずれも「学校教育部門」で、「パズルでできるかな」(富士通)−小学校向け(特別活動)―、「マルチメディア百科事典『マイペディア98』」(日立デジタル平凡社)―中学校向け(社会科)―、「Our
Forest―私たちの森―」(大伸社)―高等学校向け(特別活動)―。
このうち、「マイペディア98」は、機能表示が分かりやすく、また「項目名検索」、「全文検索」、ビジュアルな「図解検索」など、機能も充実している。
「Our
Forest」は、森の大切さを啓蒙するために教育用に作られたもので、1200円という安価で直販されている。
(http://www.daishinsha.co.jp/forest/)
この他、ソフトの部では優秀作品賞、次の8作品が受賞した。
「国語科資料集5年」(NHKエデュケーショナル)―小学校・国語科、「ビジュアル学習事典
日本の歴史」(文渓堂)―小学校・社会科、「さんすうのえほん」(富士通大分ソフトウェアラボラトリ)―小学校・算数、「ガチャピン&ムックのしぜんとあそぼう
ふしぎのしまはおおさわぎ!」(アスク)―小学校・理科、「人々の生活と環境―世界―」(NHKソフトウェア)―中学校社会科、「京都の歴史と文化」(東映)―中学校・特別活動、「東山魁夷の世界」(日経映像)―高校・芸術科、「地震と火山」(東映)―高校・特別活動。
なお、映画、ビデオの部の文部大臣賞受賞作品は次の通り。
<映画の部>
「グリーンヴァレー物語
4巻」(東映)―小学校・特別活動、「自分らしさを求めて−表現の工夫―」(桜映画社)―中学校・美術科、「汐留遺跡―江戸大名屋敷から文明開花へ−」(東京シネ・ビデオ)、「ぼけと向きあう日々―痴呆性老人の介護―」(東京シネ・ビデオ)―社会教育部門家庭生活向け、「花さき山」(学習研究社)―児童劇・動画部門、「ナゴメハギとアマハゲー秋田・山形の来訪神行事―」(英映画社)―教養部門
<ビデオの部>
「川の自然と私たち」(東映)―小学校・理科、「いじめを克服する/今・中学生として」(東映)―中学校・特別活動、「樋口一葉」(学習研究社)―高校・国語科、「盲学校の養護・訓練」(日本シネセル)、「司書教諭の役割―新しい教育の創造へ向けてー」(紀伊国屋書店)―職能教育部門、「名園を楽しむ
近代の庭―植治と三玲―」(カジマビジョン)―教養部門。
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優秀作品の表彰式である教育映像祭中央大会は、8月27日、午後1時から東京・霞ヶ関の虎ノ門ホールで行われる。
(教育家庭新聞98年8月1日号)