ロボットをWeb公開 
CSK 財団法人大川情報通信基金



  子どもたちが作成したロボットをWeb上で公開−ユニークなポートフォリオが登場した。

 活動母体である大川センターのホームページ上には、「ライトセンサーが誤作動した。原因は分からなかった」との感想や、「アクリルロボット教室も開いてください」といったスタッフとのコミュニケーションまで、生き生きとした言葉が加えられていく。

 「こどもたちの発明所」は、京都の関西文化学術研究都市にある。「大川センター」は、昨年4月にCSKと財団法人大川情報通信基金が共同で設立され、子どもたちの創造活動の場を提供している。

 ロボット製作を中心とした創造活動は、CAMPというプロジェクトの一環。小中学生を対象とし、ロボットを題材としたワークショップなどを第2、第4週の土日に開催。子どもたちは約半日をかけて簡単なプログラミング制御や、組み立て作業を行い、ロボットに「動き」を加えていく。
 ワークショップでは主に2テーマを実施。ロボットを用いて玉入れ競争を行う「ロボスポーツ」と、2×4センチのコンピュータを装飾して動くロボットを創作する「クリケット」である。

 ロボットを作り終えると、自己評価シート「今日のひょうか」に楽しかったことや分からなかったこと、感想などを文字や絵を用いて記入。スタッフはビデオやデジタルカメラで撮った作品と自己評価をWeb上にアップ。「がんばったね」とスタッフからのコメントも一人ひとりに加えられている。