デジタルコンテンツ活用しやすい環境を
タブレットPCと手書きツールを活用して |
河内長野市や桜井市等での「デジタルコンテンツコース」では、講師であるNTTコミュニケーションズ鰍フ上草憲昭氏が代表的なサイトを紹介、参加者はデジタルコンテンツを体験した。
国の教育情報のポータルサイト「NICER」(http://www.nicer.go.jp/)で学年、教科を選び1学期を振り返るのに便利な素材を探してみる。NHKデジタル教材(http://www.nhk.or.jp/school/)では、動画像の教材を試聴。理科教材が多く蓄積されているJST(http://jvs
c.jst.go.jp/)や「有志の先生たちが授業で使うことを前提に作っているサイト」であるTOSSランド(http://www.tos-land.net/)などにアクセスした。パワーポイントで作られたフラッシュ型教材も紹介。会員登録すれば、無料で全国の先生が作った教材をそのまま、或いは修正利用することもできる
(http://eteachers.chieru.net/web/)。
検索サイトで目当ての素材を的確に引っぱり出す方法については、Googleなどで「3つぐらいキーワードを入れると欲しいものが出てくる」と説明しながら、「音楽 素材 中学校」などとキーワードを入れて実地練習した。
こうしたデジタル教材を授業の中で使うのに便利なツールが、タブレットPCと授業支援ソフト「DeTeMO」の組み合わせ。無線LANで教室内のどこにいても、タブレットPCにより、プロジェクタで投映されている画面の内容を操作できる。先生がPCやディスプレイの近くにいる必要がなく、教室の後方や机間指導しながらでも、タブレットPCで生徒のノートやデジタル教材を表示できるのだ。
上草氏は、「デジタルは記録ができ、振り返りができるのが最大のメリット。授業力のある先生ほど、DeTeMOの活用で、子どもたちが確実に変わってくる」と事例を含め話した。
また、簡単にその場のクリップ動画をキャプチャーできる一般的なWebカメラや、拡大縮小・移動が自在で紙に書き付けるように電子ペンで手書き入力できる無償ツール「ことだまレクチャー」も紹介した。