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教員研修支援プロジェクト報告
IT機器活用コース

新しいテクノロジーに触れる


電子情報ボードで一斉授業
電子情報ボードで一斉授業

 ここ数年、それぞれの授業シーンにより様々なIT機器の活用が進んでいる。その有効性を実際に体験してもらおうと、IT機器活用コースが本年より新設された。「IT機器活用コース」が実施されたのは、関東地区神奈川県、中京地区羽島市、関西地区河内長野市。
IT機器は、パソコン教室で使うだけにとどまらず、普通教室や一斉授業などで如何に効果的に活用すべきかが問われている。



電子情報ボードを活用した授業を体験


 電子情報ボードはここ1、2年でかなり認知・導入が進んだIT機器のひとつだ。講師の安吉弘氏(コクヨS&T梶jは、電子情報ボードのひとつ「mimioXi」の現場教員の実践例を示し「以前ITを50分間使った授業例を見たい、という感想を先生から頂いたが、50分間ずっとITを活用した授業というのはほとんどない。ITは、授業の中で効果的に活用していくもの」と述べた。

手書き入力文字が投影される
手書き入力文字が投影される

 その後ネット上のコンテンツを活用し、パワーポイントで各教科の提示用教材を制作。実際に電子情報ボードを活用して授業を行う感覚を体験、その有用性を実体験できる場となった。

 

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タブレットPCで「机間巡視」しつつ授業

タブレットPCを実際に操作
タブレットPCを実際に操作

 コンピュータの前から離れられず児童生徒らの表情の確認もままならない授業、というのは一般教科では実現しにくい。反面、教室の「前」だけで授業を行うのではなく、効果的な個別指導や机間巡視しつつ様々なデジタルコンテンツを活用できるツールを用いた授業を提案したところ、普通教室で効率的かつ効果的にITを活用した授業が実践できる――講師は上草憲昭氏(NTTコミュニケーションズ梶jにより様々な教員のニーズを汲み取りながらの授業提案が行なわれた。

 活用したツールは、タブレットPCと授業支援ソフト「DeTeMO」。無線LANでタブレットPCからプロジェクタで投影された画面の内容を操作できるというもの。

 上草氏は「普段着のIT活用」というテーマでIT活用を推進している小牧市立光ヶ丘中学校の事例を紹介、「ITで授業の小さな無駄を省くことが授業全体の密度を高め、生徒の集中力や学力の向上につながる」という同校玉置校長の話から、プロジェクタやノートPCなどを常時設置した「IT活用教室」の事例を提案した。

 また、手書き入力できる授業・プレゼンテーションツール「ことだまレクチャー」を紹介。これは紙にペンでものを書くように入力でき、表示できるツール。拡大縮小や移動などができるというものだ。「ことだまレクチャー」千葉県総合教育センターより無償ダウンロードできる。
詳細はhttp://www.ice.or.jp/~help/user/modules/xoopsfaq/index.php?cat_id=4

 

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