ホタルのすむ清流に

総合的な学習で楽園作り
高知県夜須町立夜須小学校

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教育工学高知大会で
  高知大会では10校で公開授業が行われたが、夜須町立夜須小学校では、2年生の生活科、4年生及び6年生の総合的な学習で公開授業を行った。
 夜須小学校は夜須中学校と隣接し、小中学校とも校内に光ケーブルが張りめぐらされ、校内LANが構築されている。小学校では、2回の廊下の4か所にインターネットに接続したコンピュータが2台ずつ置かれ(NTTから寄贈の中古パソコン)、3階のコンピュータ教室では20台の児童用パソコンが接続され、端末ごとにメールアドレスが設けられている。
 コンピュータ教室で授業を行った6年生は、「夜須川をホタルのすみやすい清流にしよう」というテーマの全50時間の単元で、キャンプやホタルの観察などによる第一次「夜須の自然と触れ合おう」(20時間)、夜須川の水質調査やホタルの楽園作りによる第二次「夜須川の環境について調べよう」(20時間)、夜須川の清掃やまとめ活動による第三次「夜須川をホタルのすみやすい清流にしよう」(10時間)という学習計画で、公開授業は第二次の15時間目。お世話になった人に感謝の気持ちを伝えるため、ホームページ班、メール班、新聞班、手紙班の4グループに分かれて活動を展開。ホームページ班はホタルの楽園作りの様子について3つの種類のホームページを作成、メール班はホタルの生態のことがホームページによく書かれている学校にメールを送ったり、新聞班はガリ版刷りでホタル新聞を作り、手紙班は「一番お世話になった長野さんに手紙を出しました。同じ夜須町とは思えないほど自然がいっぱいでした」などと手紙を書いた。その後前に出て班ごとに発表をし合った。
 4年生は「伝えよう−夜須の水−」をテーマとした30時間の単元。水に関する言葉や事象から課題を見つける活動で、夜須町の暮らしと水について調べたことを、雨ごいの劇など様々な形で発表した。

 (教育家庭新聞2000年12月2日号)


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