限られたスペースでまとめられた新聞記事ですが、その中には、各講師の所属する市区町村や学校における、汗と努力の結晶である、数年間、数十年間の取組が約1200字~2000字の文章にまとめられています。数年間の取組が数行に要約されている箇所もありますが、各取組の最も重要な要素が的確に表現され、まとめられています。 また、学識経験者の講演から、新学習指導要領の要点、なぜICT活用が必要なのか、またICT活用を進める上での基本的視点や方向性などを読み取ることができます。 本書では、各事例に、教育委員会の機器整備担当者を念頭に、各市町村や学校が、いかに機器やシステムを整備・活用していったかが分かりやすいように小見出しを加えました。また、当日講師が用意した配布資料の一部等も文末罫線下に掲載しています。 読者には通して1講演ずつ読んでもらってもかまいませんが、各講演の区切りごとに、例えば、機器整備方法、研修方法、活用方法、など、いくつかの市や学校の取組をまとめて、比較考察し、自市や自校の取組と重ねて、考察することをお勧めいたします。 そうすることで、よりクリアに自市や自校の整備の特徴や今後の整備の方向性、ICT活用の状況や特徴、今後工夫すべき活用方法などが見えてくると思います。 市町村や学校の研修などでも本書をお使いいただければ幸いです。 本書は、全国の都道府県市町村教育委員会に約3000部を無料配布。その後は、有料にて頒布いたします。 今年度弊社開催教委セミナーでは資料として配布致します