食の指導のための自主研始まる

    全国から栄養士が200人ずつ集まり

 特別非常勤講師制度の導入を受けて、(社)全国学校栄養士協議会では全国の学校栄養士を対象にした「食に関する指導の充実のための自主研修会」を先月4日から、東京・国立オリンピック記念青少年総合センターで開始した。
 週末の3日間を使って行われ、毎回各都道府県から1人〜6人、計200人が参加する。
 全員が一つの講義室に集まり、3日間に5つの講義と代表県の栄養士による演習が行われる。
 演習では、小学校の1時限45分、中学校の1時限50分の時間を定め、特別活動で2人、保健体育で2人、家庭科で4人の代表になった栄養士が、参加している他の栄養士を生徒にみたて実際に授業を行う。板書の仕方など授業を行う上での細かい指導が行われている。参加者からの質問も飛び交い、意欲的に取り組んでいるということだ。
 講義には大学教授や現場の校長らを講師として招き、「食に関する指導と学校栄養職員の役割」「児童生徒の成長発達、特に日常の行動について理解」「食に関する今日的な課題について」「児童生徒の心理を理解しつつ教育的配慮を持った接し方」「食に関する指導123」の計5つが行われている。
 すでに第1次の4回が終了し、800人がこの研修を受けている。今後、全国にいる学校栄養職員が1度は参加できるように予定を組んでいる。
 今後の予定
 第2次1平成11年1月29日〜31日、22月5日〜7日、32月12日〜14日、42月19日〜21日
 第3次14月23日〜25日、24月30日〜5月2日、35月7日〜9日、45月14日〜16日
 第4次15月21日〜23日、5月28日〜30日、6月4日〜6日、6月25日〜27日

(教育家庭新聞98年10月17日)