米飯給食の推進を

食糧庁取組み強化

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 学校給食にもっと米飯を取り入れて−−食糧庁では今年度から、米飯学校給食を推進してもらうための取り組みを強化すると発表した。米飯給食はパン食よりも手間がかかったり、時間が経過すると冷めることなどから、地域によって実施状況には偏りがある。そのため都道府県や市町村、学校給食関係者、米穀販売業者団体、農業団体などで構成する「米消費拡大推進連絡協議会」に、米飯給食の増加目標を設定してもらったり、実現のための具体的な取り組みを検討してもらう考えだ。

 また経済農業協同組合連合会や教育委員会、学校給食会との連携を深め、米飯学校給食を拡充した優良事例の全国調査も行い、今秋にも事例集としてまとめて教育委員会や生産者団体、自治体の農林部局などの関係機関に配布する。
 同庁では昨年12月に全国の県庁所在地の小・中学校それぞれ10校を対象に、米飯給食のヒアリング調査を実施したが、週平均3回以上が大都市以外の21市だったことから、米飯給食の全体的な底上げを図りたいとしている。
(教育家庭新聞2000年4月15日号)