農業や農村体験に憧れ
女子大生の調査
女子大生の約半数が農業体験に憧れ?−−農水省の外郭団体である農村生活総合研究センターでは、さきごろ「農業・農村のイメージに関する意識調査」を実施したが、女子大生の2人に1人(49・7%)が「農業や農村の生活を体験したい」と考えていることがわかった。
都内にある9大学の女子学生675人を対象に行ったもので、回収率は100%。「農業・農村の生活を体験したくない」としたのは、わずか17・2%で農業や農村に魅力を感じているとの結果が出ている。しかし一方で、「農村に住んでみたいか」を聞いたところ「はい」が43・3%あったものの「いいえ」も40・1%と高く、その理由として「生活環境が整備されていない」(15・6%)、「文化・娯楽・教養のための施設が少ない」(12・0%)といった回答が目立った。
この傾向は「職業として農業に従事したいか」の質問で顕著に表われており、「はい」はわずかに13・5%という数字で、42・7%が「いいえ」と回答。その理由としては「忙しくて作業が大変」が断トツの63・9%、以下「収入が不安定」19・1%、休日が定期的に取れない」8・0%となっている。
(教育家庭新聞99年3月13日号)
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