環境教育の一環として"スチール缶"の"リサイクル"についてもっとよく知り、その重要性について考えることを目的に、小・中・高校生を対象とした「第11回スチール缶リサイクルポスターコンクール」が開催され、多数の応募作品が寄せられた。厳選な審査の結果、昨年12月にグランプリ1点、部門別最優秀賞4点、佳作36点の計41点の入賞作品が決定した。また学校団体活動賞1校も決定。上位5名と1校には、平成29年1月に、学校を訪問して表彰式を行った。入賞者・校には、賞状と副賞が贈られた。
■主催 | ◎スチール缶リサイクル協会 |
◎日本製缶協会 | |
◎公益社団法人日本缶詰びん詰レトルト食品協会 | |
(後援:全国造形教育連盟、日本教育美術連盟) |
【グランプリ】 |
木原 慎平さん <作品紹介>単に「スチール缶をリサイクルしよう」と呼びかけるのではなく、物に愛情がわけばリサイクルにつながるのではないかと考えました。缶や車など、それぞれに表情を描写することで、生き物のように表現しています。 <感想>卒業前に賞をいただけて嬉しいです。学校ではデザイン科に所属しているため絵を描く機会が多く、レタリングの検定で鍛えた力を生かすことができました。「スチール缶に第二の人生を」というイメージで、言葉を考え配置しています。 |
部門別最優秀賞 |
小学校低学年部門
加藤 徠愛さん <作品紹介>スチール缶がリサイクルできることを伝えたくて、ポスターを描きました。 |
小学校高学年部門
安藤 佑真さん <作品紹介>
スチール缶はリサイクルすれば、車や橋など身の回りのいろいろな物に変わることを表現しました。 |
中学校部門
前田 菜の葉さん <作品紹介>パッと見て心に残る言葉を選びました。スチール缶を捨ててしまえばゴミとして終わりますが、背景の橋やガードレールにも変わることを表現したくて、構図を考えました。 <感想>受賞することができ、とても嬉しいです。小学生の頃に、広島の水と関連した環境学習を通してリサイクルについて学んだことがあったので、興味を持って描きました。家ではアルミ缶とスチール缶を分別できていなかったので、今後は気をつけていきたいと思います。 |
高校部門
山川 潮莉さん <作品紹介>日常生活の中でスチール缶を捨てている現場を描くことで、普段何気なく捨ててしまっていることが、資源の無駄遣いになっていることを表現しました。リサイクルの大切さに気づいて欲しいという気持ちで描きました。 |
学校団体活動賞 | ||
福岡県大牟田市立羽山台小学校 羽山台小学校は今年で創立33年目を迎えます。校区内に古墳や史跡が多く、本校の運動場東端にも弥生時代の住居跡が残されている歴史性に富んだ学校です。教育目標に掲げている、福祉を柱にした「人に優しい心」の育成は「環境に優しい心」の育成につながると考え、環境教育に関連した活動を実施してきました。平成23年度からユネスコスクールにも加盟し、持続可能な開発のための教育(ESD)として環境教育に積極的に取り組んでいます。
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