教育家庭新聞・健康号

第10回
スチール缶リサイクルポスターコンクール

入賞者発表

環境教育の一環として"スチール缶"の"リサイクル"についてもっとよく知り、その重要性について考えることを目的に、小・中・高生を対象として「第10回スチール缶リサイクルポスターコンクール」が開催され、多数の応募が寄せられた。厳正な審査の結果、昨年12月にグランプリ1点、部門別最優秀賞4点、佳作47点の計52点の入賞作品を決定。また、10回目を記念し学校団体活動賞も新設された。上位5名と1校には平成28年1月に学校を訪問して表彰を行い、入賞者には賞状と副賞が贈られた。

■主催 ◎スチール缶リサイクル協会
◎日本製缶協会
◎公益社団法人日本缶詰びん詰レトルト食品協会
(後援:全国造形教育連盟、日本教育美術連盟)
【グランプリ】

スチール缶リサイクルポスター入賞作品 平岡 柚葉さん
(ひらおか ゆずは)
兵庫県姫路市立広畑中学校 2年

<作品紹介>捨てられてしまうと、ゴミになってしまうけど、それを拾ってリサイクルすると、いろいろな資源に変わって生活の役にたつことを巨大な金の輝くカンというイメージにしてみました。

<感想>賞をとれると思っていなかったのでとても嬉しいです。広畑中では、アルミを回収していますが、スチール缶を題材にするのがおもしろそうだなと思って挑戦しました。スチール缶はリサイクルして大きなものにも変えられると知りました。スチール缶はいろんなものに生まれ変わるとみんなにも知ってほしいです。



部門別最優秀賞
スチール缶リサイクルポスター入賞作品小学校低学年部門

筒井 奏名さん
(つつい かんな)
大阪府太子町立磯長小学校 2年

<作品紹介>まん中の大きなスチール缶は、スチール缶をあつめて鉄をリサイクルする工場です。

<感想>賞をとれてうれしかったです。缶を細かく描くところが大変でした。弟など家族も描いてみんなで集めている様子を描きました。ます。

スチール缶リサイクルポスター入賞作品小学校高学年部門

小島 誉央さん
(こじま たかひろ)
茨城県鉾田市立上島西小学校 4年

<作品紹介> 使える!スチール缶は上手にリサイクルしていろいろな物に役立つスチール缶、ということをかきました。

<感想> 夏休みにインターネットでリサイクルの勉強をして描きました。車の周りはスチール缶でできていたりすると知り、折り紙で缶を作ってそれを車に貼っていきました。リサイクルは社会科で勉強しています。資源を大切にしていきたいと思います。

スチール缶リサイクルポスター入賞作品中学校部門

長尾 光倫さん
(ながお わひと)
埼玉県西武学園文理中学校 3年

<作品紹介>東京スカイツリーを彷彿とさせる塔が描かれた国芳の浮世絵をモチーフに、潮干狩りに精を出す江戸っ子達を鉄さらい(集め)に重ね「完全無欠」=「缶全夢結」の新時代創造に繋げて江戸自慢のリサイクルを表現した。

<感想>すばらしい賞をいただき嬉しいです。スチール缶に興味があり、夏休みに描きました。スチール缶は捨てられて終わりではなく、いろんなものに使われ循環していることを知りました。自分もリサイクルをして、広めて、住んでいる街を、日本を浄化していきたいです。

スチール缶リサイクルポスター入賞作品高校部門

野田 彩夏さん
(のだ あやか)
東京都立工芸高等学校 2年

<作品紹介>リサイクルということで、つながりを強調するために家系図を模したポスターにしました。細かい表現はさけ、シンプルにつながりを意識してもらえるようにしています。

<感想>受賞と聞いてとても嬉しかったです。リサイクルの"つながる"を、ずっといつまでも続く"家族"と結び付けました。スチール缶がリサイクルされ、建築物にも使われていることを知りませんでした。小さなものが大きなものの一部になるというのがすごいと思います。これからも物事の本質を描いていきたいと思います。



学校団体活動賞[新設]
北海道函館水産高等学校
同校教頭(左)へ表彰状を贈呈

北海道函館水産高等学校

函館水産高等学校は昨秋、創立80年を迎えました。道立になる以前からも私立高として存在しており私立高時代から数えると137年目を迎える歴史ある学校です。今回の受賞について担当の水産食品科・岩岬耕平教諭は「リサイクルについては意識的に行っているわけではないが、考えてみたら多くの先生が様々な場面で行っていることに改めて気づきました。水産食品科は缶詰を作るなど、スチール缶がとても身近な物です」と話しています。

〈環境教育・環境保全の取組〉※抜粋
▲水産食品科では製造実習の際に出る、本来捨ててしまう加工残渣を使用した魚醤油を作り、製品の味付けなどに使用しています。更に中骨を使用した缶詰や、内臓を堆肥、魚のNに変える研究なども行い残渣減少を目指した製品作りを目指しています。
▲今年度の課題研究において本校機関工学科は缶潰し機の研究を行いゴミ削減、リサイクルの意識の大切さを伝えています。
▲保健委員によるゴミステーションでのゴミ分別を校務補さんの協力の下、毎日行っています。分別の悪いクラスのゴミは回収されず再分別してもらっています。洗うことによってリサイクル出来るものを増やし燃やせるゴミを減らすように努めています。


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