手軽に作れる和食を考案した「妻っ娘☆」チーム |
赤ちゃんを産むために大切な栄養素「葉酸」の役割を多くの女性に知ってもらおうと、(社)葉酸と母子の健康を考える会は、栄養学を学ぶ女子大学生を対象に第3回「葉酸たまご甲子園」を開催。
過去2回は関西で行われており、今回関東へ場所を移し、連覇中の奈良女子大学と関東の女子大7チームが対戦。手軽に作ることができ、葉酸だけではなく食物繊維や鉄分なども豊富に取り入れた大妻女子大学の「妻っ娘☆」が優勝した。
準優勝はお茶の水女子大学の「Ms.Chakos」、審査員長特別賞は日本女子大学の「NOKN」に贈られた。
葉酸は胎児の脊椎の発達に欠かせない栄養素だが、加熱調理時にほとんどが消失してしまう。今回全大学が卵料理を取り入れたが、JA全農たまご(株)が販売する「しんたまご」は通常のたまごの約2倍の葉酸を含み、加熱にも強い。
表彰式で同会の大井静雄会長は「これを機に関東の大学生の間で葉酸が話題になり、大事な栄養素である葉酸が普及してほしいと思います。皆さんが葉酸を忘れずに勉強し、次の世代に立派な赤ちゃんを育てていくのが今後の課題です」と述べた。
【2011年9月19日号】