料理はトータルで工夫を
優勝した山崎さん(左)と服部校長 |
「食育」の普及・啓発に努める服部栄養専門学校は、小学生とその保護者を対象に「ハットリ・キッズ・食育・クッキングコンテスト」を行っている。8月18日には第16回の本選が同校で開催され、381通の応募から選ばれた10組の親子が出場した。
今回のテーマは「家族の幸せは、朝ごはんから」。主食・主菜・副菜の3品で構成したオリジナル料理を60分で調理する。調理の前には、規定競技として「りんごの皮むき」「キャベツの千切り」「アジの三枚おろし」が審査される。
審査結果から、優勝は小学6年生の山崎咲哉さんに輝いた。また、準優勝は最年少の小学3年生の須谷星凛さんと小学4年生の西村佳晃さんに贈られた。
普段料理が好きで家庭でも手伝っている子どもたちの出場が多いものの、慣れない場所と緊張で、失敗するような場面も見られた。しかし、親の手をほとんど借りずに堂々と調理する姿は、まるで料理人のようだ。
優勝した山崎さんは、テレビの献立を再現したりと料理が大好き。昨年同コンテストで惜しくも準優勝となった姉を越えようと参加した。審査員からは、味付けがしっかりしているなどの評価を受けた。
審査委員長の服部幸應理事長・校長は、「トータルでおいしく仕上げる工夫をしてください。そこはお母様方の力です。家族と話し合いながら料理を作り、何回も試して上手になってくださいね」と、参加者の今後に期待を寄せた。
【2011年9月19日号】