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書くことの価値とは

書育フォーラムで実践賞表彰

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表彰を受ける竹駒小・伊藤校長

 「書く」ことはコミュニケーション力、創造力、学習力などの育成につながる‐として、書育推進協議会が募集した「書育実践賞」は、大賞に岩手県陸前高田市立竹駒小学校(伊藤清子校長)、準大賞は長崎県佐世保市立早岐小学校・高橋ちあき校長、奨励賞は長崎市立橘小学校・平瀬由貴講師に贈られることが決まった。

  8月17日都内で開催された「書育フォーラム2011」で表彰式が行われた。会場では、続いて「いま、『書くこと』に求められていること〜新学習指導要領における『書くこと』」をテーマに、小学校学習指導要領作成協力者で広島大学大学院の吉田裕久教授による講演も行われた。

「読む」→「書く」 各教科での実践に 【書育実践大賞・岩手県 陸前高田市立竹駒小学校】

  大賞の竹駒小学校は平成16年度から取り組んだ国語科の「読む力」育成の研究を、19年度からは「書く」活動を軸に「話し合う、発表する」活動に発展させ、国語科以外の各教科でも取り組んで実践を進めている。
選考では「堅実で継続的な学校全体での取り組みは、文字を手で書くことの価値や意義を理解させることにつながる」と評価された。

「メモ」で手書きの抵抗感なくす 【広島大学大学院 吉田裕久教授】

  講演で吉田教授は、若者の“手書き離れ”がますます顕著になっていることに触れ、自身の経験から「メモ書き」の実践を紹介。形式がないのですぐ書ける、すぐ書くことで手書きの抵抗感をなくし習慣化できる、考え・発見が残るので後で発表に使える、など身近にペンと短冊を持ち歩くことの効用を語った。

【2011年9月19日号】

教育家庭新聞