「火災科学」展示
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東京・新宿区の東京理科大学 近代科学資料館は、平成3年に卒業生の故・二村富久氏(二村化学工業の創業者)の寄付により建設され、これまで「科学技術の重要性を知る場」として広く一般に開放してきたが、整備を進め、5月18日にリニューアルオープンのセレモニーが開催された。
同館は、前身である東京物理学校時代から受け継いできたものや、大学にゆかりのある人達から寄贈されたものを展示し、理学の普及に努めている。
リニューアルオープンを記念して、8月8日まで「火災の科学‐江戸の火災から高層ビル火災まで‐」を開催中。1962年の工学部発足以降、同大学では「火災科学」の研究分野で国内外の中核的役割を果たしてきた。展示では、日本の火災鑑定の貴重な資料や火災実験後の実物などを紹介している。
http://www.sut.ac.jp/info/setubi/museum/
【2011年6月20日号】