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子育ては社会・地域全体で

第4回「未来を築く子育てプロジェクト」

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表彰を受ける長坂知穂さん

 住友生命保険相互会社が協賛する、第4回「未来を築く子育てプロジェクト」の表彰式が都内で開かれ、エッセイ・コンクール、子育て支援活動、女性研究者支援の各部門の受賞者に表彰状が手渡された。

  エッセイ・コンクールは、子育てのすばらしさが伝わる1186編の作品が寄せられ、最優秀賞5作品の中から、内閣府特命担当大臣(少子化対策)賞に山形県の佐藤奈津紀さんの「魔法の呪文」が、厚生労働大臣賞には静岡県沼津市立原中3年長坂知穂さんの「子育てって、何だろう?」がそれぞれ選ばれた。

  長坂さんの作品は、学校で実施した保育体験がきっかけで今も続いている子どもとの交流や、母親からきかされた体験談を記したものだ。
審査委員の吉永みち子氏は「今回のハイライトはセーラー服の女の子からの『子育てを考えなさい』というメッセージ。中学生が子育てを考える時代が来たのだと大きな変化を感じ、ワクワクしました」とたたえた。

  住友生命の佐藤義雄代表取締役は「『未来を築く子育てプロジェクト』は、当社の創業100周年を記念して開始した事業です。現代はひとりで子育てに悩んでいる人が多いと実感します。受賞作から感じるのは、子育てを社会全体、地域全体で支えていこうという方向に変わってきているということです。そうした動きに、本プロジェクトが少しでも役立っていれば、この上ない喜びです」と事業の意義を語った。

【2011年3月19日号】

教育家庭新聞