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【BICジャパン】
チャイルドレジスタンス付き
ライターを発売

火遊びの住宅火災死亡 5割は0〜4歳

チャイルドレジスタンスライター

 BICジャパン(株)は、子どものライターを使用した火遊びによる火災の多発を受け、レバーの加重度合いを重く、子どもが簡単に着火できないようにした「CR(チャイルドレジスタンス)ライター」を6月21日から全国のセブン‐イレブンで発売する。

 消防庁が発表した調査報告によると、火遊びによる住宅火災で死亡した子どものうち、0歳から4歳までの死亡者数は全体の5割を超え、これらの発火源がライターである割合は8割を超える。
そこで、経済産業省では、ライターを消費生活用製品安全法の特別特定製品に指定し、安全基準の取りまとめを実施。ワーキンググループがチャイルドレジスタンス(子どもが簡単に使えない)機能の導入を決定した。

 ネットでの調査でもCRを必要だと思う人が全体の9割を占めるなど、発売を求める声が高い。

 欧米では、ライターへのCR機能に関する安全規制が、すでに実施されており、今回発売される「CRライター」は、アメリカ消費者製品安全委員会認定のチャイルドパネルテスト(42〜51か月の子どもの85%以上が点火できないことが基準)を通過している。

【2010年6月19日号】