●日本の子どもの身近な問題は自然災害、世界各国は子どもに対する暴力 (2017年11月29日)
ユニセフ(国連児童基金)が、11月20日の「世界子どもの日」に合わせ、日本を含めた世界14カ国の子ども(9歳~18歳)を対象に行った意識調査結果を発表しました。
調査はオンラインで、紛争や災害など世界で今起きている問題に関すること、自国や世界のリーダーに変えてほしいこと等を、選択式・自由回答式で尋ねるもので、日本では1,000人の子どもたちが回答しました。
調査結果から、日本の子どもたちにとって、「自然災害」、「紛争や戦争」、「テロ行為」、公害や気候変動などの「自然に対する脅威」が、最も心配な世界の問題であることが明らかになりました。
個人的に影響を受けると心配する問題は、1位「自然災害」、2位「自然に対する脅威」、3位「紛争や戦争」。自然災害を身近な問題として捉えている回答は約4人に3人(74%)にのぼり、日本の子どもたちが自然災害を身近な問題として捉えていることがわかりました。
世界のリーダーに最も対策をとって欲しい世界の問題は、1位「紛争や戦争」、2位「貧困」、3位「テロ行為」。しかし3人に2人(66%)が、子どもたちのために正しい判断ができるかという点において、自国を含めた世界のリーダーや大人たちを信頼していないようです。14か国をみると、子どもたちの半数近くは、大人や世界のリーダーたちが子どもたちのために正しい判断が下せると信頼していません。国別にみると、その傾向が最も顕著に示されたのはブラジルで、次いで南アフリカ。一方インドの子どもたちは、リーダーへの信頼度が高い結果でした。
14カ国の子どもたちの間では、「子どもに対する暴力」が最も心配な問題で、全体の67%が「非常に心配である」と答えた。国別にみると、ブラジル、ナイジェリア、メキシコの子どもたちの間は、それぞれ82%、77%、74%が「非常に心配である」と答えています。一方で、日本の子どもたちの間でこの問題に対して「非常に心配である」と答えた子どもは、14カ国のうち最も少ない23%でした。
国によって、子どもたちが身近に感じる問題はさまざま。日本では4人に3人(77%)が、世界のリーダーたちが子どもたちの声に耳を傾けたら、世界は子どもたちにとってより良い場所になると考えています。世界中の子どもたちが健やかに生きていく世界になることが望まれます。
« 学習データ量に応じて自動的に最適なモデルに変化する教師無し機械学習技術が開発されました | トップページへ ソフトバンクがICTでダンス授業支援 »
最新記事一覧
- カラー電子辞書「Brain(ブレーン)」の4機種11モデルを発売~シャープ(2017年12月26日)
- 進路指導の実態を調査し検証『進路指導白書2017』~NEWVERY(2017年12月25日)
- 英語を使うことが楽しくなるiOSアプリ「アルファベットストーンズ(アルスト)」の配信が開始されます
- 平成30年度全国学力・学習状況調査リーフレット公表~文部科学省(2017年12月23日)
- 日本アクティブ・ラーニング学会 第2回全国大会 第一次案内が公開されています(2017年12月19日)
- 「高校生のための学びの基礎診断」の認定基準・手続等について(原案)」に関するパブリック・コメントが実施されます(2017年12月18日)
- 「第16回神奈川大学全国高校生理科・科学論文大賞」審査結果について公表されています。(2017年12月15日)
- 子どもの体力向上のための、新しい運動遊びプログラム“JUMP-JAM”
- 学園総合情報システム「キャンパスプラン .NET Framework」Ver.10をリリース〜システムディ(2017年12月14日)
- 学校への太陽光無償設置プロジェクトを開始~NTTスマイルエナジー(2017年12月13日)
- 電子黒板の使い方がもっと拡がるアプリケーションプラグイン
- 「ICT支援員の育成・確保のための調査研究事業」の成果報告書~文部科学省
- 2020年度以降の国立大学の入試動向について~旺文社教育情報センター(2017年12月12日)
- 平成29年度ICT夢コンテスト 受賞事例が内定しました!
- 株式会社フルノシステムズが、シャープ株式会社、菱洋エレクトロ株式会社と無線LAN アクセスポイントにおいて連携します
投稿者 kksblog : 2017年11月29日 11:37