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運動部活動の運営の適正化に向けて『運動部活動等に関する実態調査』 (2017年11月27日)

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スポーツ庁が、平成29年度『運動部活動等に関する実態調査』の結果を公表しました。

調査は、生徒の健全な成長の促進や教員の業務負担軽減の観点から、運動部活動の運営の適正化に向けて検討を行うため、運動部活動等の活動実態や教員、生徒、保護者等の意識を把握するために実施しています。

調査対象は、スポーツ庁が無作為抽出した公立中学校・高等学校、私立中学校・高等学校の校長、教員、部活動指導者、生徒、保護者です。

中学生の部活動への所属について、「部活動を行う部への所属は生徒の希望である」と答えた割合は、公立は6割強、私立は8割弱。「生徒全員が部活動を行う部に所属し、活動も原則参加させている」と答えた割合は、公立は3割、私立は1割強でした。

部活動の在り方について、運動部の主担当顧問教員が、部活動の在り方に関する考えの近いものについて、「生徒のニーズに合わせた多様な部活動があるべき」と答えた割合は、公立学校では、中学校が約3割強、高等学校が4割強、私立学校では、中学校・高等学校ともに約5割でした。

中学校運動部生徒の保護者が、顧問教員が実技指導を十分に行えない場合の対処方針に関する考えの最も近いものについて、「実技指導者を配置する」と答えた割合は7割程度、「顧問教員が実技指導をできなくても部活動は継続する」と答えた割合は2割程度でした。

中学校における運動部活動の活動日数について、「5日(毎日)」と答えた割合は、公立が約5割、私立が約2割。学期中における1ヶ月間での休日の活動頻度について、「土曜日は原則毎週」と答えた割合は公立・私立とも6割強、「日曜日は原則毎週」と答えた割合は公立・私立ともに3割程度でした。

部活動に関する悩みについては、校長からは、「顧問教員の負担軽減」「顧問の不足」、顧問教員からは「校務が忙しくて思うように指導できない」「自身の指導力不足」などが挙げられていました。

生徒の充実した部活動を支える運動部活動の運営の適正化が進むといいですね。


平成29年度「運動部活動等に関する実態調査」 | スポーツ庁



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投稿者 kksblog : 2017年11月27日 17:49


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