●教職員の長時間過密労働の抜本的な解決を求める全教の提言 (2017年11月26日)
全日本教職員組合が、「教職員の長時間過密労働の抜本的な解決を求める全教の提言」を発表しました。
教員勤務実態は、時間外勤務が増大し、教職員の働き方がますます深刻な事態になっているといわれています。この問題は、教職員の健康問題のみならず、子どもと向き合う時間の確保とあわせて、「教育の質」を確保し向上させる課題としてとらえる必要があります。
全日本教職員組合は、教職員の長時間過密労働の解消を求めて、全教提言を発表し国民的な議論を呼びかけるとともに、解消に向けた要求運動を強めています。
提言の内容は、1.教職員の「働き方」「働かされ方」の実態、2.わたしたちのとりくみの到達点と文科省がすすめる「働き方改革」の問題点、3.深刻さを増す長時間過密労働の原因、4.教職員の長時間過密労働の解決の方向、5.教職員の長時間過密労働の抜本的な解消に向けた基本要求でまとめられています。
長時間過密労働の抜本的な解消に向けた基本要求とは、教職員定数を抜本的に改善すること、授業準備にかかる時間を勤務時間内に確保すること、競争主義的な教育政策を抜本的に転換すること、教員の専門性を尊重しない教育行政の姿勢を改めることなどです。
深刻さを増す長時間過密労働の背景には、学力テスト体制による過度な競争主義や、教職員評価や教員免許更新制など管理と統制を強化する教育政策があります。教職員のいのちと健康を守り、長時間過密労働の解消をすすめるためには、教育条件整備も含めて、抜本的に教育政策を転換することが求められています。
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投稿者 kksblog : 2017年11月26日 23:03