●学校における交流及び共同学習を通じた心のバリアフリーの推進 (2017年11月26日)
文部科学省は、学校における交流及び共同学習を通じた障害者理解(心のバリアフリー)の推進事業を展開しています。
この事業は、障害者の権利に関する条約や障害者基本法の規定等を踏まえ、2020年オリンピック・パラリンピック東京大会の開催を契機として、障害のある子どもと障害のない子どもが一緒に障害者スポーツを行う、障害者アスリートの体験談を聞くなどの障害者スポーツを通じた交流及び共同学習を実施することにより、互いの個性や多様性を認め合える共生社会の形成に向けた取組につなげるとともに、インクルーシブ教育システム構築のための特別支援教育の推進に資するものです。
委託を受けた団体は、モデル地域を設定します。特別支援学校と幼稚園、小・中学校、高等学校等との交流及び共同学習や特別支援学級と通常の学級との交流及び共同学習に取り組みます。
モデル地域においては、障害のある児童生徒等と障害のない児童生徒等との交流及び共同学習として、障害者スポーツの体験学習や障害者アスリート等との交流に取り組みます。
障害者スポーツの体験学習は、障害のない児童生徒等が、障害のある児童生徒等と共に、実際に障害者スポーツを体験することで、障害者と障害に対する理解を深め、人間の多様性の尊重や豊かな社会性の育成につなげます。また、障害のある児童生徒等は、障害者スポーツに取り組むことにより、体を動かす喜びや人と人とが交流することによる一体感を共有し、障害者スポーツをより身近なものとして感じ、今後のさらなる交流につなげます。
障害者アスリート等との交流は、障害のある児童生徒等と障害のない児童生徒等との交流及び共同学習の中で、パラリンピアンや障害者スポーツのアスリートを学校等に招き、交流の機会を設けることにより、アスリートの生活や普段行っているトレーニング等に関する話を聞きつつ、迫力あるプレーを間近で見る機会を得ます。また、義肢装具士などの用具作成に携わる専門家を学校等に招き、障害者の生活を支える用具等に施された様々な技術・工夫、あるいは用具の形状等について学んだり、障害者を支える仕事をより身近に感じたりすることで、障害者と障害に対する理解を深めるとともに、相互理解を推進し、社会参加の在り方を考察します。
障害者スポーツの魅力や普及・推進の意義、障害のある者と障害のない者が共に生きる社会を形成する上で必要なことなどについて学習し、共生社会の在り方について理解を深めることができることが望まれます。
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投稿者 kksblog : 2017年11月26日 12:26