●不登校児童生徒の学習空白を埋め、つながる支援サービスを提供 (2017年11月21日)
ソフトバンクグループで教育事業を担う株式会社エデュアスが、学習障害などにより不登校となった児童生徒が、自宅など学校以外の場所にいながら学校と連携して学習することをサポートするサービス『palstep(パルステップ)』の提供を開始します。
文部科学省のまとめによる不登校児童生徒の数は、2012年を境に増加傾向で、小学生の208人に1人、中学生の33人に1人が不登校となっています。こうした状況を背景に、学校に来ることができない、来ても教室で授業が受けられないといった児童生徒に対し、国や自治体の責務として、不登校児童生徒が安心して教育を受けられるよう環境を整備し、個々の状況に応じた必要な支援を行うことなどを基本理念とした「教育機会確保法」が施行されました。
エデュアスは、これまで学習障害などによる「学びにくさ」をICTを使って補うさまざまな取り組みを行っており、今回、不登校児童生徒と教職員の連携をICTを活用して支援する学習ソリューションサービス『palstep』を開発しました。
『palstep』は、学習・校務のサポートにコミュニケーションボットを活用したeラーニングシステムで、児童生徒はインターネット環境があればパソコン、タブレット、スマートフォンなどを使ってどこにいても学習することが可能です。教職員は学習コンテンツ内に設定されたコミュニケーションボットを活用し、児童生徒の学習に対する意欲や関心を適切に判断できるので、指導計画に沿った学習を提供することが可能です。児童生徒の状況に合わせた教材の進度調整や学習単元選択など、個別の学習支援で学習空白を埋めることにより、今までは難しかった不登校児童生徒の評価が行われることを目指します。
また、児童生徒の生活記録がコミュニケーションボットのログや学習履歴からデータとして蓄積されることにより、健康状態、生活習慣、学習習慣などを分析することができるため、さらに適切な支援計画や授業計画の立案などに活用することが可能です。
不登校の児童生徒の学習空白を埋め、さらに学校や先生とつながることができるeラーニングシステムで、有効な支援につながるといいですね。
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投稿者 kksblog : 2017年11月21日 23:41