●大学の真の実力を知る!公開情報をまとめたデータブック刊行~旺文社 (2017年10月24日)
教育出版の株式会社旺文社が、751大学からの協力による回答から作成したデータブック『大学の真の実力 情報公開BOOK 2018年度版』を刊行しました。
大学の“入口(入学者)”と“出口(卒業者)”そして“中身(学生サポート)”に関する公開情報をまとめたデータブックで、入試方式ごとの入学者数、入学者の現役占有率、大学卒業後の進路など“大学の生情報”を掲載し、偏差値やイメージに隠された“大学の真の姿”をデータで伝える、受験生、保護者、進路指導者にとって志望校選定の新しい資料として活用できる1冊です。
掲載内容は、入試方式別の入学者数、入学者の現役占有率、英語の授業の実施率、外国語検定試験の単位認定制度、就職サポート、大学卒業後の進路についてなどです。
このデータブックによると、一般入試入学者の割合は、国立大学83.1%、公立大学71.6%、私立大学47.9%。私立大学での一般入試入学者の割合は国公立大学に比べて低く、半数近くの入学者が、推薦入試やAO入試などによって入学していることがわかりました。
私立大学全体での入学定員充足率は104.3%、入学定員割れ校4割弱となりましたが、その内訳をみると、大学の入学定員数によって差があることがわかりました。入学定員充足率は、入学定員800人未満の大学は98.7%に対し、入学定員800人以上の大学は106.5%。入学定員割れ校は、入学定員800人未満の大学は199校に対し、入学定員800人以上の大学は22校となり、小規模校大学が苦戦していることがうかがえます。また、入学定員未充足大学の充足率をみると、入学定員充足率が80%未満の大学が約4割あることがわかり、入学者確保への取り組みが求められています。
大学入学前の期間に、入学予定者を対象に課題やテスト、授業等を行う入学前教育は、国立大学の7.4%、公立大学の18.4%、私立大学の62.9%が全学で実施。実施内容の割合をみると、レポート提出19.9%、指定図書感想文、小論文14.4%、通信添削14.1%でした。
各種外国語検定など、大学以外の教育施設等の学習成果を単位認定しているのは、公立大学、私立大学では全学での実施は4割に満たない一方、国立大学では約7割が全学で実施しています。
これから志望校を決める学生にとって、各大学との比較もしやすく、情報が満載なので、便利そうですね。
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投稿者 kksblog : 2017年10月24日 19:51