●支援を必要とする大学生向けスマホアプリ「Booster」 (2017年10月11日)
発達障害のある大学生をはじめ、支援を必要とする大学生向けスマホアプリ「Booster」を、株式会社エンカレッジがリリースしました。
株式会社エンカレッジは、発達障害のある求職者や発達障害のある現役大学生の就職支援を行っている会社です。
現在、大学などの高等教育機関では、 発達障害や精神障害のある学生をはじめとして、 学校生活や就職活動に困難さを抱えている学生がいます。
(独)日本学生支援機構の調査によれば、高等教育機関における2016年度の障害学生数は27,257人となっており、これは10年前の5.5倍です。
そのうち、 発達障害のある学生数と精神障害のある学生数を足すと全障害学生の4割を占めています。
またそれ以外にも、 困りごとを抱えつつも教職員にうまく相談できない学生、一方で教職員側もその対応が十分でないという課題があります。
「Booster」は、 こういった学生の自立を助けるためアプリで、スマホを活用して自己管理を行いつつ、アプリ自体が学生と教職員の懸け橋となり、伴走支援を受けられるようにします。
「Booster」は、発達障害のある学生が困りやすい「スケジュール管理」、「授業の出欠管理」、またレポート提出や試験対策といった自己管理を、アプリを使うことで進めていきます。
また、大学側には、教職員と学生との間に入って困りごとを把握し、グループ機能・チャット機能を用いての効果的な介入や支援を行うことが可能となります。
今後「Booster」は、発達障害や精神障害のある学生だけでなく、単位の取得や卒業が難しい、部活動と学業の両立を目指したい、といった学生にも、自立と周囲による伴走支援を実現させていくことを目指します。
具体的には、「Booster」の就職支援・企業とのマッチング機能の開発を進め、働きづらさを抱えた学生が、 教職員や外部機関の支援を受けながら社会に巣立っていけることを目指します。
アプリひとつで、とても大きな役目をしてくれるのは、頼もしいですね。
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投稿者 kksblog : 2017年10月11日 23:42