●フィルタリングのアップデート 攻撃情報を即時アップデートしてアクセス遮断 (2017年09月21日)
昨今、企業のコンピューターから情報が盗まれる、ロックをかけられて身代金を要求される、などのコンピューターウィルスを使った犯罪についてニュースなどで耳にします。ウィルスを送り込む手段としてよく使われるのはEメールですが、その手口も巧妙化しており受信者が見分けることも困難になっているようです。
アルプス システム インテグレーション株式会社(ALSI)は、同社のWebフィルタリングソフト「InterSafe WebFilter(インターセーフウェブフィルター)」が提供する「脅威情報自動登録オプション(ARMS)」の連携対象諸製品として、日本電気株式会社(NEC)の統合メールセキュリティ対策ソフト「Mission Critical Mail」を追加し、9月19日より提供を開始しました。
ALSIでは、これまでも「InterSafe WebFilter」のオプション機能として、標的方攻撃対策製品で検知した脅威情報をリアルタイムでURLデータベースに反映し、アクセスを遮断する「ARMS」を提供してきました。しかしマルウェアなどの不正プログラムをメールで送り付ける手口は日々巧妙化しています。さらに、これまでの攻撃パターンに基づく検知では対応できない場合も多く、被害を避けるのが難しくなってきています。
今回提供を開始した連携では、「Mission Critical Mail」が悪性と判断したメールの本文無いに記載されたURL情報をリアルタイムで「Inter Safe WebFilter」のURLデータベースに登録し、組織内の端末からのアクセスを遮断します。これによって、メールをきっかけとした攻撃への即時対応が可能となりました。
現代では企業、公的機関だけでなく、学校や病院など、さまざまな場所で貴重な個人情報・データが電子管理されています。それを狙う側、防ぐ側、それぞれの技術がめまぐるしいスピードで更新されていく中、よりスピーディに、より先を読んだ防御策が求められていくのかもしれません。
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投稿者 kksblog : 2017年09月21日 08:43