●グローバル教員の戦略的育成をめざす「トビタテ!教員プロジェクト」 (2017年09月14日)
世界50カ国以上に日本人学校や補習授業校があり、約4万人の小中学生が通っています。このような学校には、国内から1300名近い教員が派遣され、国内と同様の様々な教育カリキュラムが行われています。一方で国内では、グローバル人材の育成に向けて、学習指導要領を大きく変える動きがあります。
このような中で、文部科学省では、戦略的にグローバル教員を育成する「トビタテ!教育プロジェクト〜在外教育施設を利用した戦略的なグローバル教員の育成〜」を始動しました。
このプロジェクトにおける目標は、まず「学校のグローバル化の推進」があります。現状では教育委員会として派遣教員を推薦するメリットが少ないのが実情でしたが、地域教育のリーダー候補生として派遣することで、派遣が教員のキャリアパスの一環となります。また、帰国教員のネットワーク構築による積極的な活用が見込まれます。
小学校英語教育の早期化・教科化が話題になっていますが、それに対応する英語教育のリーダー育成にもなります。英語圏の日本人学校と近隣補習授業校に若手教員を併任派遣して、現地校とも交流しつつ英語教育指導のスキルアップを図ります。
さらに地域における国際交流の推進です。2019年にラグビーワールドカップ、2020年に東京オリンピック・パラリンピック大会と国内で多くの外国人が訪れるスポーツイベントが予定されていますが、この機会に草の根外交のリーダーとして活躍できるような人材の育成、また逆に、派遣中に在外教育施設における日本教育・文化の積極的発信も考えられています。
グローバル教育の実現には、それを担う先生の中にグローバルな人員が必要となるでしょう。英語教育の早期化も実現に向けて進んでいる今、人材の育成は急務です。現場の人材不足という現状もあるでしょうが、派遣は未来への投資と言えるのではないでしょうか。
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投稿者 kksblog : 2017年09月14日 09:00