●小学校の外国語活動を円滑に進めるための研修用ガイドブックを作成 (2017年08月23日)
文部科学省が、ウェヴサイトに教員が外国語活動・外国語科を円滑に進めるための研修用ガイドブック『小学校外国語活動・外国語研修ガイドブック』を掲載しています。
新小学校学習指導要領において、中学年に外国語活動、高学年に外国語科が導入されました。平成30、31年の学習指導要領移行期を経て、平成32年度から全面実施です。今年度は、移行期をスムーズに迎えるための準備期間となっています。しかし実際の教育現場では、外国語活動と教科外国語の違いに戸惑い、指導することに不安感と負担感があります。その大きな要因として、教員に正しい情報がきちんと伝わっていないことが考えられます。そこでガイドブックは、これから始まる外国語教育について理解しておいてもらいたいことを、基本編、授業研究編、実践編、実習編、理論編、研修指導者編の6つのカテゴリーで整理しています。
授業研究編は、新教材の年間指導計画例をベースに、単元指導計画や指導案の解説・立案上の留意点を、授業研究での大切な視点に沿ってまとめています。
次に、実践編では、年間指導計画の立案や授業を実際に行う際に心得ておきたいこと、授業の進め方、ティーム・ティーチングの進め方、様々な活動を行う際の注意事項等、外国語活動・外国語科共通で重要となる事項の説明及び解説をまとめています。
実習編では、授業中によく使用する「クラスルーム・イングリッシュ」、ALT との打ち合わせに必要な「基本英会話」、外国語科で導入される「Small Talk」の例、英語を発音・発話する際の注意点をまとめた「発音トレーニング」「スピーキング・トレーニング」を収録。スキル別能力向上策もまとめています。
理論編は、「児童期の第二言語の学びの特徴」、新学習指導要領で導入された「主体的・対話的で深い学び」の小学校外国語教育での在り方、指導者の役割や「外国語活動と外国語科の連携の在り方」を具体的に説明及び解説。研修指導者編は、校内研修において、研修を実施する立場の先生方に有益な情報をまとめています。「教員の指導力向上を図る取組事例」には、5つの県・市・小学校等の研修事例を取り上げています。
ガイドブックが活用され、しっかり研修が行われることにより、外国語教育が充実したものになることが期待されます。
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投稿者 kksblog : 2017年08月23日 20:39