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ネット利用時、URLを意識しない生徒は約7割・「自信を持って教えられている」教諭は4割 (2017年06月23日)

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日本レジストリサービス(JPRS)が実施した「インターネット教育に関する実態調査」で、「インターネット利用時に「URLを意識しない」生徒は約7割、「自信を持って教えられている」教諭は4割以下ということが、わかりました。

日本レジストリサービスは、「.jp」ドメインの管理をしている会社で、毎年5月中旬から教育機関向けのマンガ小冊子を配布しており、その一環としての中学校・高校の生徒・教諭向けの調査でした。

調査の結果、インターネット利用時、URLを意識する生徒が少ないことがわかり、また、インターネットの基本的なしくみなどを教える「情報教育」の担当教諭への調査では、授業に自信を持てていない教諭が一定数存在することが、わかりました。

中学生・高校生に「インターネットを利用する際、URLを意識するか?」と聞いたところ、「意識してない」と答えたのは、スマートフォンや携帯電話の利用時には75.5%、デスクトップパソコン・ノートパソコンの利用時にも69.8%でした。

中学生・高校生がインターネットを使う場合、スマートフォンで行うことが大半であり、URLへの意識が薄れつつあるとみられます。また、URLの「.jp」が日本を表していることを知っていたかどうか?という質問には「知らなかった」と回答した生徒が41.5%でした。

こうなった要因としては、スマートフォンなどのブラウザーではURLが非表示になるなど、意識する機会が失われてきていることなどが考えられます。

中学校・高校の生徒は、デジタルネイティブ世代でありながら、URLやドメイン名をあまり意識していないことがわかったわけですが、インターネット上の住所と言われる「ドメイン名」はインターネットに欠かせないものであり、ドメイン名やURLを確認することは、フィッシング詐欺に有効な対策の一つとなります。

JPRSでは、ドメイン名やインターネットのしくみを漫画で学ぶことができる小冊子「ポン太のネットの大冒険」を教育機関へ無償配布を行なっています。この小冊子は、情報教育に使用する教材が不足していることなども考えられるため、無償配布を行うことにもなり、今年は7月31日(月)まで受け付けされています。

簡単にアクセスできることが、トラブルの原因にもなりやすく、きちんと知ることが大切ですね。



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投稿者 kksblog : 2017年06月23日 20:53


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