●人気留学先は2年連続でカナダ『留学白書2017』~留学ジャーナル (2017年05月03日)
雑誌「留学ジャーナル」の発行元で、日本最大級の留学エージェントでもある株式会社留学ジャーナルが、日本人留学生および留学希望者の動向をさまざまな視点から調査・分析する『留学白書2017』を公表しました。
調査結果より、人気留学先は2年連続でカナダであることがわかりました。
2016年に留学ジャーナルを利用して留学した国は、1位カナダ、2位アメリカ、3位オーストラリア。また、昨今の海外情勢の不安を避け、ニュージーランドがイギリスを抑え4位に、また、オーストラリアへの出発者数が前年比35%増であったのに対し、アメリカが前年比8%減となり、2位と3位の差はわずかとなりました。
留学検討者の人気留学先は1位アメリカ、2位カナダ、3位オーストラリア。イギリスは昨年に続き今回の調査でも前年比2割近く減少しました。トランプ新大統領の影響が懸念されるアメリカは、希望者が10%減少しました。
留学ジャーナルを利用して出発した社会人は前年比4%増え、20代が4%増、30代が微増、50代以上は3割以上増加する結果に。職業別の増加率では、会社員が前年比16%増なのに対し、教職員は前年比34%増となっています。また、高校生までの留学相談件数は6年連続増加し、前年比7.2%増加しました。
大学生においては、留学を検討する7割が、自身の大学の留学制度を利用していません。その理由は、「語学力が基準に満たない」「行きたい大学がない」「時期が合わない」となっています。留学検討者に「就職内定率や雇用情勢など、就職状況が留学検討に影響するか」を聞いたところ、昨年37.9%あった「影響あり」「やや影響あり」が今回30.2%とダウン。影響としては「留学時期を早める」「留学期間を短くする」との回答があり、就職活動の動向に目が離せない学生の状況も伺えます。留学は、国内の社会情勢だけでなく、世界情勢に大きく影響を受けることがよくわかる結果です。
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投稿者 kksblog : 2017年05月03日 07:52