●教員の1日あたりの学内勤務時間は10年前より増加~文部科学省 (2017年05月08日)
文部科学省が、平成28年度『教員勤務実態調査』の集計を公表しました。
調査は、「教育政策に関する実証研究」の一つとして、教員の勤務実態の実証分析を平成28~29年度の2か年で実施。今回、調査のうち、教員の勤務時間に係る部分の速報値が取りまとまったことから公表に至りました。
調査対象は、小学校400校、中学校400校に勤務する教員(校長、副校長、教頭、主幹教諭、指導教諭、教諭、講師、養護教諭、栄養教諭。当該校のフルタイム勤務職員全員)です。
調査結果より、教員の1日当たりの学内勤務時間は、前回調査(平成18 年度)と比較して、平日・土日ともに、いずれの職種でも勤務時間が増加(教諭(主幹教諭・指導教諭を含む。)については、1日当たり、小学校平日43分・土日49分、中学校平日32分・土日1時間49分)しました。
1週間当たりの学内総勤務時間について、教諭のうち、小学校は55~60時間未満、中学校は60~65時間未満、副校長・教頭のうち、小学校は60~65時間未満、中学校は55~60 時間未満の者が占める割合が最も高い結果でした。
学内勤務時間は増加している一方、持ち帰り業務時間は若干減少しています。学内勤務時間を業務内容別にみると、平日については、小学校では、授業(27分)、学年・学級経営(10分)が、中学校では、授業(15 分)、授業準備(15分)、成績処理(13分)、学年・学級経営(11分)が増加しています。土日については、中学校で部活動(1時間4分)、成績処理(10分)が増加しています。
勤務時間の増加により、教員の負担が重くなりすぎることがないよう、教育環境の改善が求められそうです。
« 第9回「日本新薬こども文学賞」の入賞作品が決定~10歳の児童が最優秀賞を受賞 | トップページへ
最新記事一覧
- 教員の1日あたりの学内勤務時間は10年前より増加~文部科学省(2017年05月08日)
- 第9回「日本新薬こども文学賞」の入賞作品が決定~10歳の児童が最優秀賞を受賞
- 母の日に変わらぬ想いを「母の日参り」パートナーシップ
- 「スクールTV」より個別課金サービス「スクールTVドリル」無料オリジナル体験版ドリルが提供開始されます(2017年05月03日)
- 人気留学先は2年連続でカナダ『留学白書2017』~留学ジャーナル
- 調べて、撮影して、遊ぶ!持ち運べる生きもの図鑑タブレット新発売(2017年05月02日)
- 『学校のアレルギー疾患対応におけるヒヤリ・ハット・ヒント事例集』(2017年05月01日)
- 小中高等学校で役立つ自作視聴覚教材を表彰【平成29年度 全国自作視聴覚教材コンクール】作品募集中 6月9日まで
- 数学日本一を決める大会【数学甲子園2017】参加申し込みは5月8日から
- ICT活用や特別支援教育など 奈良県が教育に関する研究成果を発表【奈良県立教育研究所 教育セミナー2017】5月29日(月)開催
- 発達障害を抱える子供の指導・支援を考える【発達障害教育実践セミナー】7月28日(金)開催
- 「スタディサプリ」を活用した東京都渋谷区立小・中学校でのアダプティブラーニングの実証実験結果が出ています(2017年04月29日)
- 子ども国会議員を募集『参議院70周年記念子ども国会』
- 子どもがSNSやいじめについて考えるためのサイトを開設~東京都(2017年04月28日)
- 英語教員向けTOEFL iBT(R)テスト Propell(R)ワークショップ
投稿者 kksblog : 2017年05月08日 23:21