●生活と社会の発展に貢献する持続可能な社会教育システムの構築へ (2017年04月27日)
文部科学省が、学びを通じた地域づくりに関する調査研究協力者会議による『人々の暮らしと社会の発展に貢献する持続可能な社会教育システムの構築に向けて』を公表しました。
社会を取り巻く環境は、少子高齢化と人口減少、グローバル化、地域コミュニティの衰退、貧困と格差、技術革新と第四次産業革命、地方行政改革と厳しい財政状況といった、変化と課題を抱えています。
今後の社会教育に期待される役割としては、「地域コミュニティの維持・活性化への貢献」「社会的包摂への寄与」「社会の変化に対応した学習機会の提供」が掲げられています。
「地域コミュニティの維持・活性化への貢献」とは、学びの成果を活かした地域づくりを通じて、地域コミュニティの維持に貢献すること、施設の特性に応じて、交流人口拡大と地域活性化に寄与することです。「社会的包摂への寄与」とは、高齢者、障害者、外国人、困難を抱える人々など、すべての住民が孤立することなく、地域社会の構成員として社会参加できるよう社会的包摂に寄与することです。「社会の変化に対応した学習機会の提供」とは、長寿化により、社会変動の影響を受ける期間が長期化する中、社会で求められる能力の変化に対応した学習機会を提供することです。
持続可能な社会教育システムの構築に向けては、「社会教育行政のネットワーク化と官民パートナーシップの推進」「学びのオーガナイザーと社会教育主事の養成・活用」「新しい学びの場と社会環境の変化に対応した社会教育施設の運営・整備」が重要です。学校や首長部局のみならず、NPO、民間教育事業者等の多様な主体との連携・協働を推進することで、学びのオーガナイザーを社会で広く養成でき、学校施設や民間施設等との複合化等の取組が交流人口拡大や地域活性にもつながります。
国民・社会の理解と支持が得られる社会教育行政を展開し、社会教育分野への官民の教育投資を促進することで、人々の暮らしと社会の発展に貢献する持続可能な社会教育システムの構築が実現すると考えられます。
« 跡見学園女子大学が公開講座「現代社会を考える」を開催~100名の受講生を募集 | トップページへ
最新記事一覧
- 生活と社会の発展に貢献する持続可能な社会教育システムの構築へ(2017年04月27日)
- 跡見学園女子大学が公開講座「現代社会を考える」を開催~100名の受講生を募集(2017年04月26日)
- スマホ預かりバッグ(学校の先生のための)発売開始!〜トンボ
- 特別展「茶の湯」~6月4日(日)まで東博で開催(2017年04月25日)
- 「第12回未来の消防車アイデアコンテスト」~受賞作品が決定(2017年04月24日)
- BBT大学が、AJIS、SCUと新しい「ブレンド型学習」を目指す共同プロジェクト(2017年04月21日)
- 小中学生向け無料動画教育サービス「スクールTV」のAndroid版アプリの登場です
- 自然科学書協会が柳田邦男氏を迎え講演会 受講者を募集中(2017年04月20日)
- 教育委員会と提携し、メキシコシティ全公立中学校でQuipperが採用されます
- 楽しく学べるワークブック「親子であそぼ!!遺伝子るんるん学び帳」
- タブレットで補習授業! オンライン授業を活用した学力向上支援を開始(2017年04月19日)
- 「小学校英語教育に関する調査研究報告書」~国立教育政策研究所
- 熊本市の小中高等学校など17カ所に、富士ソフト「みらいスクールステーション」が寄贈されます(2017年04月18日)
- 『小学生の生活・学習・グローバル意識に関する調査』を実施
- 小学校の外国語教育の導入にあたっての懸念は教師の英語力と自信なさ(2017年04月17日)
投稿者 kksblog : 2017年04月27日 17:24