●『小学生の生活・学習・グローバル意識に関する調査』を実施 (2017年04月18日)
学研教育総合研究所が、全国の小学校1年生から6年生までの児童を対象に『小学生の生活・学習・グローバル意識に関する調査』を実施しました。
調査内容は、家庭、学校、興味・趣味など小学生の日常生活全般にわたり、経年変化を見るための定番の質問項目に加えて、その時々の話題やトピックスを取り上げることで、毎年特色のあるものとなっています。
日常生活について、全体の平均起床時間は6時28分。6年前と比較するとやや早くなっています。学年があがるにつれて起床時間が遅くなる傾向にありましたが、今年の調査では学年間で大きな差は見られませんでした。
放課後の過ごし方は、3年前に比べ、テレビを見なくなった子どもが大幅増。近年急速に子どもたちにも浸透したインターネットやラインなどの多様なメディアに分散したようです。ゲームに費やす時間も減少傾向で、ラインやメールは1日24分。正しく利用するために、使用時間も含めて、ネットリテラシーに関する教育がより重要になると考えられます。平均就寝時間は21時54分。子どもの生活も夜型化が進行中で、睡眠不足は深刻な問題になっています。
学習・学校生活について、好きな科目&嫌いな科目は、4年連続で好きも嫌いも「算数」が1位。学校の勉強が楽しいと考えているのは、全体の81.6%でした。学校生活の中で一番大切だと思っているものは「友達」で81.1%。学校への満足度は全体で88.8%でした。
日常的に使っている通信機器は、1位「パソコン」、2位「スマートフォン」、3位「タブレット」。スマートフォンの使用率が増えており、パソコンやタブレットの使用率は低下傾向です。通信機器を使う目的は、「動画の閲覧」が最も多く、去年の調査よりもさらに上昇しています。なお、小学生の読書量は減少傾向が続いています。
グロ―バル意識については、「将来留学したい」は33.4%。高学年は女子より男子の方が留学に積極的です。ただ、子どもの海外渡航回数は増加しておらず、小学生のグローバル意識は少し低下しているようです。英語が教科化するにあたり、海外への渡航経験の有無は、外国語学習のモチベーションに大きく影響することが考えられるので、国内にいながら海外の文化や言語に触れる機会が増えるとよいかもしれません。
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投稿者 kksblog : 2017年04月18日 22:30