●スマートフォン利用が進行『青少年のインターネット利用環境実態調査』 (2017年03月11日)
文部科学省が、平成28年度『青少年のインターネット利用環境実態調査』の速報が公表されましょた。
調査は、「青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律」施行状況のフォローアップのための基礎データを得ることを目的として実施しています。
調査結果より、青少年の80.2%が、いずれかの機器でインターネットを利用。インターネットを利用する機器は、スマートフォン(47.2%)、携帯ゲーム機(21.7%)、タブレット(20.9%)、ノートパソコン(17.3%)が上位で、スマートフォンの普及が進んでいることがわかりました
インターネットの利用内容は、高校生では、コミュニケーション(90.6%)、動画視聴(84.1%) 、音楽視聴(82.8%)が上位。中学生では、動画視聴(74.0%) 、ゲーム(72.8%) 、コミュニケーション(67.2%)が上位。小学生では、ゲーム(78.1%) 、動画視聴(60.5%)が上位。利用内容を経年で比較すると、ニュース、動画視聴、ゲームは増加傾向です。
インターネット利用時間は、前年度は前々年度と比べ横ばいであったが、今年度は前年度と比べ約12分増加。平均利用時間は約154分で、学校種が上がるとともに長時間傾向です。
保護者も94.2%が、いずれかの機器でインターネットを利用。インターネットを利用する機器は、スマートフォン(80.1%)、ノートパソコン(44.6%)、タブレット(25.7%) が上位で、スマートフォンの普及が進んでいます。
保護者のインターネットの利用内容は、コミュニケーション(90.4%)、情報検索(85.7%)が上位。ゲームの利用は、学校種が下の保護者ほど多い状況です。利用内容を経年で比較すると、情報検索は横ばい、他の項目は増加傾向です。
保護者のインターネット利用時間が増加。40.8%が2時間以上インターネットを利用しており、平均利用時間は約133分です。
青少年がスマートフォンを利用する保護者のうち、82.9%がいずれかの方法で青少年のインターネット利用に関する取組を実施。 実施している取組は、前年度と同様に、「フィルタリングを使っている」(44.6%) 、「子供のネット利用状況を把握している」(34.2%) が上位。「利用時間等のルールを決めている」が、前年度から4.4ポイント増え、26.6%です。なお、インターネットの利用に関する家庭のルールについて、青少年の実態と保護者の認識とのギャップは、学校種が上がるほど大きくなっていますが、全ての学校種でギャップは前年度より縮小しています。
いま、携帯電話の利用が減り、スマートフォンの利用が進んでいます。そういった変化に対応した情報リテラシー教育が求められますね。
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投稿者 kksblog : 2017年03月11日 03:48