●新教育委員会制度の効果的な活用に向けての提言集~文部科学省 (2017年02月28日)
文部科学省は、新教育委員会制度の効果的な活用に向けて、地方公共団体の首長、教育長、教育委員からの提言集を作成しました。
新教育委員会制度は、権限と責任の明確化を図るという目的のもと、従前の教育長と教育委員長を一本化して新「教育長」を置くことになりました。同時に、権限が大きくなる新「教育長」へのチェック機能の強化という観点から、教育委員から教育委員会会議の招集を求めることができる規定が設けられるなど、教育委員の一層の役割が期待されています。また、総合教育会議の開催や大綱の策定を通じて、地方公共団体の長と教育委員会が十分に意思疎通を図り、より一層民意を反映した教育行政を進めていくことが求められています。
文部科学省としては、教育行政に携わる首長、教育長、教育委員の十分な理解のもと、新制度が効果的に運用され、教育委員会制度の実質化を図っていくことが必要であると考えています。制度は、改正しただけで機能するものではなく、今後の運用段階において、皆で機能するよう努めていくことが極めて重要です。
提言集では、各地域の教育行政や教育委員会の運営に高い問題意識を持ち、地域に根差した教育行政の展開に向け、取組を進めている、市町村の首長、教育長、教育委員それぞれの立場から、新教育委員会制度の趣旨を踏まえた、首長部局と教育委員会との連携の在り方や教育委員会の運営に関する基本姿勢、教育委員会事務局や学校現場との関わり方等について、実例等の提供や提言をしています。
巻末には、「新教育委員会制度への移行に関する調査」結果で示された総合教育会議における協議内容や成果事例、また「教育委員会の現状に関する調査」結果で示された教育委員会会議の運営状況や運営上の工夫について掲載しています。
新制度の定着や教育委員会の活性化につながることが期待されます。
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投稿者 kksblog : 2017年02月28日 20:17