●Webアプリケーション「みんなで翻刻(地震史料)」が公開されています (2017年01月18日)
Webアプリケーション「みんなで翻刻(地震史料)」が公開されています。
このアプリケーションは、中西一郎 理学研究科教授、加納靖之 防災研究所助教、橋本雄太 文学研究科博士課程学生ら古地震研究会が公開したもので、パソコンやタブレット向けのWebアプリケーションです。
「みんなで翻刻」は、研究者と市民がともに古い地震史料の翻刻(くずし字等で書かれている古文書を、一字ずつ現代文字に活字化する作業)に参加できるアプリケーションです。このプロジェクトで、一般の方々を巻きこんだ、歴史災害研究や史料のテキスト化・保存などに取りくみたいとしており、参加の募集を行っています。
アプリのおもな機能は、「まなぶ」「翻刻する」「つながる」の3つです。この3つの機能は、史料のくずし字を解読できない人でも研究への参加を可能にする、これまでにない新しい窓口となります。
日本には地震について書かれた史料が数多く現存しており、その数は世界一とも言われています。しかし、翻刻されたものはごく一部で、未知の情報を含む可能性のある史料の中には、翻刻されないまま消失しつつあるものがあります。
そこで、研究会では、市民の方々にも翻刻に参加してもらって、テキスト化を加速する取り組みを始めたというわけです。
3つの機能については以下の通りです。
まず「まなぶ」は、数多くのくずし字のパターンや、江戸時代の本から収集した熟語・約3000パターンが収録されています。「翻刻する」は、東京大学地震研究所所蔵「石本文庫」から約200点が収録されています。そして、「つながる」は、SNS機能で写真や文章の投稿が可能史料をパラパラめくるように閲覧が可能です。
参加しながら勉強が進められるのは、励みにもなり楽しいですね。
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投稿者 kksblog : 2017年01月18日 06:46