●国際的ロボット競技大会・WROで日本の高校生チームが金・銅メダル受賞! (2016年11月28日)
国際的なロボットコンテスト、World Robot Olympiad(WRO)の2016年国際大会において、高校生のレギュラーカテゴリー部門において、日本の高校生チームが見事金メダル、銅メダルを受賞しました。
この大会は52の国や地域、計300を超えるチームが参加する世界最大級規模の学生ロボットコンテストで、2016年はインド・ニューデリーで11月25、26、27日の3日間にわたって開催されました。日本からは13チームが参戦し、高校生部門のメダル獲得に続き、小学生部門や他でも入賞が続く好成績をおさめました。
見事レギュラーカテゴリー高校生部門の金メダルに輝いたのは、愛媛県立八幡浜工業高等学校のチーム「YTHS Orange V」、そして福岡県立香椎工業高等学校の「KASHII WPC」は、オープンカテゴリー高校生部門で銅メダルを獲得しました。この他、レギュラーカテゴリー小学生部門で1チームが入賞、同高校生部門で1チームが入賞、オープンカテゴリー高校生部門で1チームが入賞しています。
WROは、シンガポールサイエンスセンターの発案により2004年に始まったロボット競技大会で、世界中の小学生から高校生までを対象に、科学技術を身近に体験できる場を提供し、創造性と問題解決力を育成することを目的に開催しています。世界中の子どもたちが各々ロボットを製作し、プログラムにより自動制御する技術を競います。市販ロボットキットを利用することで、参加しやすく、国際交流も行われます。
レギュラーカテゴリーは、自律型ロボットの制御を競う部門で、部門毎に事前に発表されたルールにのっとり、課題をクリアしたポイントと完了までの時間により順位を決定します。オープンカテゴリーは、事前に与えられたテーマに沿って設計・デザインしたロボットをプレゼンテーションし、その内容を審査して優秀チームが表彰されます。
WROの魅力は、ロボットキット、ソフトウェアが市販のものを使うことになっており、工業専門環境がなくても参加しやすいということです。国際大会に出場するには国内で行われる地区予選大会、決勝大会へ参加します。この地区予選大会では体験教室や講習会の実施もあり、広く参加を募っています。専門的な勉強をしていなくても、興味があればまず体験から参加してみてはどうでしょう。
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投稿者 kksblog : 2016年11月28日 12:11