●「考えることを考える」ミューズ学習を実践するツール「デジタル思考ツール」 (2016年10月03日)
関西大学初等部は、先進的な取り組み「考えることを考える授業」、ミューズ学習を実践していることで、アクティブ・ラーニングの旗手として全国から注目を集めています。
このミューズ学習をデジタル教材化した『デジタル思考ツール(R)』がデジタル教育ツールの開発を手がけるVERSION2によって開発されました。9月下旬から販売開始されており、「関大初等部思考力育成法」がどこでも利用できるようになります。
「デジタル思考ツール」は、パソコンでもタブレットでも使える教材です。子どもたちの「考える力」を向上させるための課題が製品に組み込まれており、すぐに始めることができます。
考える力すなわち「思考スキル」には6つのスキルがあります。まず「比較する」、複数の自称の相違点や共通点を見つけます。「分類する」、物事をいくつかのまとまりに区分します。「多面的にみる」、視点や立場を変えてものごとを見ます。「関連づける」、既習事項や経験に基づいて、どんなつながりがあるのかを見つけます。「構造化する」、複数の事実から分かったことをもとに、自分の主張を組み立てます。「評価する」、ある事象を「良かった点」「改善点」「おもしろい点」の3つの視点から価値付けをします。
「デジタル思考ツール」の使い方はとても簡単で、画面にそって表示されたカードをドラッグ&ドロップするだけで学習できます。課題は思考スキルに応じた課題の中から選ぶことができ、子どもたちにもひと目で判定が分かります。また、振り返りとして思考過程の再現ができるようになっています。
直感的な操作で分かりやすく、また考えながらゲームのように課題をこなしていくので、子どもたちは学習を楽しく進めることができそうです。「デジタル思考ツール」を使用した授業の様子が動画で紹介されているので、一度視聴してみてはどうでしょう。
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投稿者 kksblog : 2016年10月03日 16:06