●人口減少社会における教育へのICT活用実証事業の中間成果報告会 (2016年10月14日)
少子高齢化の振興によって、日本では「人口減少社会」が現実のものとなっています。それによって小規模校(学級数が11学級以下の小・中学校)が増加しており、全国の約半数の小・中学校が小規模校にあたります。
文部科学省では、12地域の学校教育事業、5地域の社会教育事業を指定し、小規模校や人口減少地域の課題を解決するため、ICTを活用して継続的に遠隔学習を実施するためのカリキュラム作り、ICT環境・体制構築のための実証研究を実施しています。このたび、人口減少社会におけるICTの活用による教育の質の維持向上に係る実証事業について、「中間成果報告会」を開催します。
中間成果報告会の日程は、平成28年10月26日(水)の14:00〜16:30、会場は文部科学省の第2行動(旧文部科学省庁舎6階)です。参加にあたっては、平成28年10月20日(木)までに申込書をメールで送付して、申込をする必要があります。定員は先着200人、ただし事前に定員に満たない場合は当日参加も受け付けます。
当日は、信州大学、学術研究員教育学系の東原教授よりこの事業の取り組みについて紹介がある他、長野県喬木村、徳島県三好市、鹿児島県、株式会社愛媛CATVによる実践報告、パネルディスカッションが行われます。
実証校では、大型ディスプレイやカメラ、マイク、遠隔会議システムを活用しての話し合い活動、タブレット端末を使ってのグループ活動、図書館司書による遠隔講座などが行われています。これにより、小規模校であっても様々な意見や考えに触れたり、自分の考えを発表したりすることができた、という声があがっています。
小規模校ならではのメリットもありますが、多様な意見を聞き、視野を広げることも子ども時代には大切なことでしょう。全国に増えている小規模校をつなぐことで、子どもたちの世界が広がっていくといいですね。
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投稿者 kksblog : 2016年10月14日 10:51