●グローバル人材育成教育アンケート調査結果 2016 (2016年10月26日)
特定非営利活動法人 日本国際交流振興会(JFIE)が、全国の小・中学校・高等学校を対象に、グローバル人材育成教育に関するアンケートを実施しました。
日本国際交流振興会は、国際教育・相互文化交流に関する研究とその実践の機会を提供する活動をしています。
現在は、グローバル化の進展に伴って、学校教育にも大きな改革が求められています。2020年からの大学入試改革が発表された今、初等中等教育は新たな岐路に立たされているといえます。
これからの時代を生きる子供たちに必要とされる力は、決して知識量ではなく、与えられた情報をもとに深く考え、そして自分の考えをしっかり発信できるかどうかです。大学入試改革でも、もっとも大きな変更を余儀なくされる教科は英語であろうと言われています。
例年、日本国際交流振興会は、英語教育に対する意識や留学に関する制度、英語教員の配置などの実態やニーズを把握するため、アンケート調査を実施しています。
このたび、その結果の一部が公開されました。
まず、「国際的な教育活動を行っていますか?」と先生方に聞いたところ、全体の 90.0%が「行っている」と回答しました。
国際教育活動の中から、先生方が取り入れたいと思っていることを聞くと、「ネイティブ 講師による、アクティブ・ラーニングを取り入れた外国語教育プログラム」という答えが全体の約6割でした。「今後、国際的な教育活動を行っていこうと思いますか?」という質問に対しても、全体の97.2%が「思う」と回答しており、関心が高いことがわかりました。
また、留学について聞いた所、「留学をしている児童・生徒がいる」という答えが全体の約4割がでした。また、留学担当の教諭がいると答えた割合も約7割でした。
また、海外大学への進学実績があると答えた学校は全体の44.3%でしたが、海外大学への進路指導を特に行ったりすることはない学校が大半であることがわかりました。海外大学への進路指導の必要性については、全体の3割以上が「感じている」ということもわかりました。
「東大・京大の推薦入試の開始や、その先にある2020年の入試改革に向け、学校で何らかの対策や取組みをする予定があるか聞いたところ、「行っている」または「行う予定」という答えが半数以上でした。
時代に合わせて教育のしかたは変わっていくのは、当たり前のことなんでしょうね。
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投稿者 kksblog : 2016年10月26日 00:08