●IoTを題材とした中高生向け授業プログラムで情報キャリア教育を支援 (2016年09月20日)
日本IBMと千葉大学教育学部、静岡大学教育学部、兵庫県立大学を基盤として活動する「企業と連携した授業づくり」を専門とするNPO法人の企業教育研究会が、社会の変化を前提とした情報キャリア教育を支援するため、あらゆるモノがインターネットにつながるIoT(Internet of Things)を題材とした中高校生向け授業プログラムを開発し、公立学校向けに提供することを公表しました。
IoTは、IT関連のキーワードとして最も注目されているテーマの一つであり、中高校生にとっても自らを取り巻く環境の変化として身近に感じやすいとされています。
IoTを分かりやすく説明するために、パソコンの画面上で動作する仮想キャラクターの利用、黒板消しを使った加速度センサーのデモなどを行います。さらに、参加型の要素を多く取り入れ、IoTを活用したアイデアを議論したり、IBM Bluemixを利用したアプリ開発の体験を行います。これらの授業を通して、新しいサービスや生活が生まれる中、ITとの関わりはコラボレーションが重要になり、自ら起業するといったさまざまな選択肢が広がる中で将来の職業選択や生活を豊かにしてほしい、というメッセージを伝えます。
急速に進化していくITが社会に与える影響は大きく、学校教育における教育内容もこれらの変化を前提とした検討が必要になっています。教育関係者とIT企業が協力することにより、ITに関する興味を引き出し、将来のキャリアや生活を考える機会となることが求められています。アプリ開発など、これからの社会で活躍できる人材育成の支援になるといいですね。
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投稿者 kksblog : 2016年09月20日 14:54