●現役教師を対象に実施『中高における英語教育実態調査』~イーオン (2016年08月30日)
英会話教室を運営する株式会社イーオンが、中学・高校で英語を教えている現役教師363名を対象に、『中高における英語教育実態調査2016』を実施しました。
調査は、「現在の授業運営状況」や「自身の学習状況」「大学入試への外部試験導入についての考え」などについて、実際に現場で生徒に英語を教えている現役教師の方がどのように考えているのかを明らかにするため実施したものです。
調査結果より、「授業は原則英語で」が“おおむね実践できている”は中高とも2割に満たない結果であったことがわかりました。
文部科学省による中高の英語の授業運営における「授業は原則英語で行う」という基本方針について、現状どの程度実践できているのかを尋ねたところ、高校では「あまり言語活動を行っていない」との回答が4割を超え、「おおむね言語活動を行っている」との回答は13%に留まる結果となりました。一方、中学では「おおむね言語活動を行っている」が17%と、先行して導入された高校を追い抜く形となりました。また、この方針が「生徒にとって必要」と考えている先生は、中高とも77%に上りました。
現在の授業、教授法について、最もサポートが必要な項目については、高校では「スピーキング指導」、中学では「文法を英語で説明する」が最も多い回答。また、現在の中学・高校の英語教育で、教科書にもっと盛り込んで欲しいと思うスキルについては、高校では昨年同様「プレゼンテーション」が最も多く、中学では、昨年4位だった「ディスカッション」が1位、「プレゼンテーション」が2位で続くなど、“アクティブラーニング”の要素が上位に上げられる結果となりました。
大学入試での英語科目の外部試験導入については、導入に賛成する意見が、高校で7割、中学でも8割を超える結果に。具体的には中高とも英検が最も多く、特に高校においては、昨年の調査で1位だったTOEFLは4位に、一方で、昨年最下位だったTOEICが2位となりました。
先生自身の英語力アップのための取り組みについては、高校では約4分の1が1日1時間以上確保できている一方、中学では1日1時間以上確保できているという回答が1割にも満たない結果に。週単位でも、中学は約4割が週1時間未満という厳しい結果となりました。
世界で通用する人材育成のためには、英語教育はますます重要となることからも、これからの時代に合った効果的な教育が望まれますね。
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投稿者 kksblog : 2016年08月30日 19:27