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●「第11回ロレアル―ユネスコ女性科学者　日本奨励賞」受賞者が発表 (2016年08月05日)

日本の女性科学者が国内で継続して活躍できることを目指し創設された「ロレアル―ユネスコ女性科学者　日本奨励賞」の第11回受賞式が、7月8日、フランス大使公邸にて行われました。今年度の受賞者は、物質科学では北村未歩さん（高エネルギー加速器研究機構 物質構造化学研究所）と田仲玲奈さん（大阪大学大学院理学研究科 高分子科学専攻）、生命科学では丹治裕美さん（東京大学大学院薬学系研究科　蛋白構造生物学教室）です。奨励賞に選ばれた受賞者には、賞状と奨学金100万円が贈られます。

主催の日本ロレアル株式会社は、平成17年から日本ユネスコ国内委員会の協力のもと、物質科学・生命科学の博士後期課程に在籍または進学予定の女性科学者を対象に表彰活動を行ってきました。過去に受賞した40名の科学者は、受賞以降も国内外で研究を続け、結婚や出産など多様なキャリアを形成しています。

「ロレアル―ユネスコ女性科学者　日本特別賞」には、理系のバックグラウンドを生かした斬新な発想の作品を数多く制作・発表し、世界から注目を集めるアーティストのスプツニ子！氏（マサチューセッツ工科大学メディアラボ助教）が選ばれました。

平成22年に創設された同賞は、科学や教育分野への夢と希望を多くの人々に与えると共に、社会的発信力を持ち、若い女性のロールモデルとなる個人団体を表彰するもの。スプツニ子！氏の人々の価値観や社会に訴えるテクノロジーやサイエンスを取り入れた作品づくりの姿勢や、ソーシャルメディアを通じて国内外に訴求する姿勢が高く評価されました。

ロレアルユネスコでは、グローバル規模での女性科学者の活躍の場を広げるため、世界規模で展開するデジタルキャンペーン「女性科学者を応援する宣言書」を発表し、日本では同日からキャンペーンを行っており、科学分野における男女参画を推進しています。
キャンペーンの成果は、9月12日から14日までパリで開催される第9回高等教育研究における男女機会均等に関する欧州会議で発表予定。

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投稿者 kksblog : 2016年08月05日 19:55

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