●普通の教科書では読み書きしづらい子どもたちを助ける「音声教材」 (2016年07月07日)
文部科学省では、障害等により一般的に使用される文字や図形などを認識することが困難な児童生徒に向けて、音声教材を無償で提供しています。音声教材は文部科学省の委託を受けた製作団体によって作られ、パソコンやタブレット等の端末を活用して学習する教材です。
また、平成28年度音声教材普及推進会議が文部科学省をはじめ、全国5か所の会場で開催されます。音声教材について、各教育委員会等の教科用特定図書等の担当者等に対して周知を図り、音声教材の普及推進に資するもので、各都道府県・各市町村教育委員会の教科用特定図書担当者、学校の教員等を傍聴登録の対象としています。
現在、音声教材について文部科学省から委託を受けている製作団体は下記のとおりです。
・日本障害者リハビリテーション協会「マルチメディアデイジー教科書」、東京大学先端科学技術センター「Access Reading」、NPO法人エッジ「音声教材BEAM」です。それぞれの団体・教材については、文部科学省のHPからリンクが張られています。
音声教材普及推進会議は、今年の9月から10月にかけて文部科学省のほかに仙台市、名古屋市、岡山市、福岡市で開催されます。内容は、文部科学省による行政説明、音声教材製作団体による報告、音声教材製作団体による報告、音声教材活用事例発表、音声教材体験コーナーです。対象者でなくても傍聴申し込みを受け付けています。
視覚障害の他にも、ディスクレシアと呼ばれる、知的に問題はないものの読み書きが困難な学習障害など、音声教材を待っている児童生徒は少なくないようです。困っている子たちに今何ができるのか、各団体のHPや会議を通して学び、考えてみてはいかがでしょうか。
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投稿者 kksblog : 2016年07月07日 00:12