●ICT活用の選手管理システム データでベストパフォーマンスの条件がわかる (2016年07月22日)
國學院大學久我山中学高等学校は、東京都にある文武両道を掲げる学校です。ラグバーブ、サッカー部、硬式野球部など、様々な競技で名前が知られています。バスケットボール部は高校総体、全国高校の選抜大会の常連ですが、部員の生徒達をICTで管理する取り組みを日本高校バスケットボール界で初めて行いました。
使用されたシステムはCLIMB Factory株式会社が提供する選手管理システム「CRIMB DB」です。生徒は、日々のコンディショニング(睡眠時間、食事内容、体重、体調など)をスマートフォンのアプリで入力することで、監督、トレーナーが入力内容を確認し、選手にフィードバックを行います。コンディションを入力し、データが蓄積されることによって、選手ごとの傾向を把握することができ、どの状態が一番いいパフォーマンスを発揮できる状態かを知ることができます。
自動でフィードバックされる機能もついており、寝ている時間が長い方がいいと思っていた生徒が、このアプリをつけることでいつもより短い睡眠時間の方が良いパフォーマンスを発揮できることに気付いたなど、多くの気付きにつながっています。また、普段気にしていない体重を管理することで、体重が減っていたら食事量を増やすなど、生徒のセルフコンディショニングを養うことにもつながっています。
バスケットボール部の酒井監督によると、選手管理システムの魅力はデータの蓄積である、ということです。短期的な成果だけでなく、高校時代に蓄積したデータを大学やプロなどで活躍する選手にそのまま活かしていく、こうした継続的な取り組みによって、自分たちのチームだけでなく、バスケットボール界の底上げにつながると考えているそうです。
生徒一人一人にとっても、自分に合っている生活リズムを見つけられたり、これまでの生活を見直すきっかけになったりと、バスケットボールだけでないメリットが多くありそうですね。将来どんな道に進んでも、自分を省みる習慣はきっと役に立つでしょう。
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投稿者 kksblog : 2016年07月22日 09:01