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英語教育 グローバル社会を見据えて【平成28年度JAPET&CEC 定時総会】 (2016年06月22日)

JAPET 定時総会 トリミング済み.jpg
日本教育情報化振興会(JAPET&CEC)は平成28年度の定時総会を6月14日に開催し、昨年度の事業報告と今年度の事業計画等を報告した。

今年度は「関西教育ICT展」を初開催(8月4~8月5日)する。「ICT夢コンテスト」、「教育の情報化推進フォーラム」も継続。日本教育工学協会(JAET)と共催する「全日本教育工学研究協議会全国大会」(10月14~15日 佐賀大会)は「ICTコネクト21」(みらいの学び共創会議)が事務局を務める。

「教育委員会向けポータルサイト」では教育の情報化推進計画策定方法やICT活用推進法、効果実証データ等の発信等の情報提供を行う。

世界を見据えた英語教育~
英語による授業を徹底するのは非効率
公財・中央教育研究所
鳥飼玖美子理事

総会で鳥飼玖美子氏(公財・中央教育研究所理事)は「グローバル社会における英語力と異文化理解」にテーマに講演した。

「英語教育が目指すべきは、グローバル社会で”世界を相手に”活躍できる人材の育成。ビジネスの現場で求められるのは”対話し、説明できる”こと。発音やイントネーションは最優先項目ではない」と話した。

中学・高等学校の英語教育については、「授業を英語で行うことが基本とされているが、日本で行われた実証では、生徒の理解が伴わない状況も見られた」と報告。
「英語による授業を徹底するのは非効率。教育現場の現状に合わせて日本語を併用する授業方式が適当」と話した。

時間がかかる
異文化”理解”

ではグローバル社会に求められるコミュニケーション能力とは何か。

それについては「異国文化を尊重し、考えを論理的に説明できる力」と説明。「グローバル社会で直面する価値観や信条の違いは、一朝一夕の体験で受け入れられるものではない。国ごとの常識や礼儀は”当たり前”だからこそ、表面化しにくいもの。真の異文化理解には多くの時間が必要。異国文化と向き合い、理解しようとする寛容さも重要になる」と語った。



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投稿者 kksblog : 2016年06月22日 13:18


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