●小中学校で理科の実験・観察を、体感・共有できる新しい実験教材 (2016年06月20日)
株式会社内田洋行は、アクティブ・ラーニングに対応した新たな理科実験教材「導電性インクAgIC(エージック)を使った回路実験教材」と「顕微鏡カメラ」を開発し、2016年6月末から販売を開始します。小中学校において、直感的な理科実験を体感できる教材です。
「導電性インクAgIC(エージック)を使った回路実験教材」は導電性インク、つまり電気が流れるインクを使ったマーカーペンにより、自由自在に電子回路図を作成できる教材です。「顕微鏡カメラ」は顕微鏡の接眼レンズに取り付けるだけで、映像を付属のタブレットモニタに転送します。
「回路実験教材」は、小学校4年生から始まる電子回路図の学習の中で、教科書に記載された二次元の回路図から、みのむしクリップなどを使用する三次元の回路の作成において、生徒の理解が難しいとの声が多くあること、またトライ&エラーを行った際の回路実験における学習履歴の可視化を求める声から開発されました。
教科書と同じ二次元の電子回路図を光沢紙にマーカーペンで描いたあとに、乾電池やLED、モーターなどを回路図上に置くだけで電気が流れるか実験することができます。生徒達は自在に回路図を描きながら設計できるので、LEDや乾電池などの電子パーツの一を自在に替えながら、どのときに電球がつくのか、どのときに電球の明かりが強くなるのかなど、直感的に確かめることができます。
「顕微鏡カメラ」は、顕微鏡で見える映像をタブレットモニタに転送することで、グループ全員での共有が可能になります。また無線LANによって、微生物の映像をワイヤレスにデジタルテレビに転送する、電子黒板に投影するなどICTを活用することによって、一つの顕微鏡の観察画像を、クラス全体に拡げることができます。
タブレットモニタでは、微生物の画像や動画を撮影すること、微生物の大きさを計測することも可能です。観察の決定的な瞬間を捉えて、クラス全体で共有され、議論や考察を深めます。
従来の実験教材を使った授業では、教材や機材が足りなくて交代制になることや、使い方が分からないまま授業が進んでいってしまうことがあったのではないでしょうか。直感的、体感的な授業を実現、さらに教室全体に共有することで、子どもたちの興味・関心をひきつけてくれそうですね。
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投稿者 kksblog : 2016年06月20日 08:29