●全国学力調査における中学校の英語の実施に向けて~文部科学省 (2016年06月18日)
文部科学省が、「全国学力・学習状況調査における中学校の英語の実施に関する中間まとめ」を公表しました。
生徒の英語力については、「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能全てに課題がありますが、特に「話す」「書く」について課題が大きいとされています。義務教育段階の中学校については、英語4技能を測定する「全国的な学力調査」を国が新たに実施することで、英語力を把握することになっています。
全国学力・学習状況調査における中学校の英語では、「聞くこと」「読むこと」「話すこと」「書くこと」の4技能を悉皆で実施を検討しています。調査の目的として、生徒一人一人の学力を把握し、生徒自らの学習改善や学習意欲の向上につなげること、学校の調査結果の分析を踏まえ、学校全体としての指導や評価の改善につなげること、教育委員会において、教員研修、指導体制の充実等の英語教育施策の改善・充実につなげること、国において、英語教育施策の改善・充実につなげることが掲げられています。
そして、調査の実施により、英語4技能について、妥当性・信頼性のある測定、客観的なデータを全ての生徒の学習状況の改善・充実に活用、学習指導要領の理念に基づき、中央教育審議会で審議されている次期改訂の方向性も踏まえ、「生徒の発信力」等、特に重視される点や身につけるべき力を具体的なメッセージとして発信という効果が期待されています。
具体的には、すべての中学3年生を対象に、国語・数学と同一日に実施。ただし、「話すこと」について、3技能とは別日程で実施を検討しています。英語4技能に関する基礎的な「知識・技能」を問う問題に加え、「思考力・判断力・表現力」と問う問題を出題。平成31年度に実施し、実施頻度は理科と同様に3年に1度程度を考えています。
戦略的な英語教育改善による英語力向上につながることが期待されます。
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投稿者 kksblog : 2016年06月18日 10:57